栃の森では樹木だけでなく、もちろん鳥も観察してきました。本来の目的は野鳥生息調査ですから…。
20年以上前にこの森で初めて見て興奮したアカショウビンも、残念ながら姿は見られなかったものの、声は何カ所かで聞こえました。相変わらず、オオルリとミソサザイはいたるところでさえずっています。
せせらぎの横で、緑を背景にしてさえずるミソサザイに遭遇しました。しかも、私との距離は約5m。この森で何度もミシサザイを撮りましたが、ビジュアル的にはベストショットとなりました。
日本でいちばん小さい鳥ですが、声は大きい。そのミソサザイの声に関して、面白い情報を得ました。ある学者が次のように書いています。
「沢の個体は、山の個体と比べて大きな声でさえずり、最低周波数が高く、音要素の周波数変調が少ないことが分かった。沢の近くでは沢音がさえずりの邪魔をするので、それに負けないよう、大きな声でさえずり、沢音の周波数帯と被らないよう、最低周波数が高くなっていると考えられる。
一方、山の個体のさえずりは、沢音が邪魔しないので、それほど大きな声でさえずる必要がなく、音要素の周波数変調が多いさえずりを持つことができると考えられたが、エゾハルゼミの声が騒がしい青木ヶ原では、山の個体であっても、音圧が高い傾向にあった。これは、エゾハルゼミの声が沢音と同じように、ミソサザイにとっての“騒音”として作用したため、大きな声でさえずっていると考えられた」。
栃の森ではミソサザイは沢沿いにいます。しかも、今の時期はハルゼミも鳴いています。ということは、ここのミソサザイは沢音にもセミの声にも負けない大きな声でさえずっているということになります。納得!
コースの折り返し点では、クマタカが出現。同行のホークウォッチャーによると、雌が旋回しているので繁殖中ではないかとのことです。
この場所ではこれまでにも何度かクマタカに遭遇しています。今回も思わぬご褒美となりました。
20年以上前にこの森で初めて見て興奮したアカショウビンも、残念ながら姿は見られなかったものの、声は何カ所かで聞こえました。相変わらず、オオルリとミソサザイはいたるところでさえずっています。
せせらぎの横で、緑を背景にしてさえずるミソサザイに遭遇しました。しかも、私との距離は約5m。この森で何度もミシサザイを撮りましたが、ビジュアル的にはベストショットとなりました。
日本でいちばん小さい鳥ですが、声は大きい。そのミソサザイの声に関して、面白い情報を得ました。ある学者が次のように書いています。
「沢の個体は、山の個体と比べて大きな声でさえずり、最低周波数が高く、音要素の周波数変調が少ないことが分かった。沢の近くでは沢音がさえずりの邪魔をするので、それに負けないよう、大きな声でさえずり、沢音の周波数帯と被らないよう、最低周波数が高くなっていると考えられる。
一方、山の個体のさえずりは、沢音が邪魔しないので、それほど大きな声でさえずる必要がなく、音要素の周波数変調が多いさえずりを持つことができると考えられたが、エゾハルゼミの声が騒がしい青木ヶ原では、山の個体であっても、音圧が高い傾向にあった。これは、エゾハルゼミの声が沢音と同じように、ミソサザイにとっての“騒音”として作用したため、大きな声でさえずっていると考えられた」。
栃の森ではミソサザイは沢沿いにいます。しかも、今の時期はハルゼミも鳴いています。ということは、ここのミソサザイは沢音にもセミの声にも負けない大きな声でさえずっているということになります。納得!
コースの折り返し点では、クマタカが出現。同行のホークウォッチャーによると、雌が旋回しているので繁殖中ではないかとのことです。
この場所ではこれまでにも何度かクマタカに遭遇しています。今回も思わぬご褒美となりました。
そちらではミソサザイは冬鳥なんですね。
クマタカ、悠々と飛びますね。「鷹揚という言葉がぴったりです。
エゾハルゼミは青木ヶ原にいるのですね。
本州にもいるとネットなどでも書いてあるのですが、具体的な場所が書いてあると実感がわいてきました。
ミソサザイの囀りもなるほどと思いました。
私のホームグラウンドではミソサザイは冬期にしかいないので囀りはめったに聞けないですが、たまに春先に囀りしていることがあって、その声を分析すると夏の間は山か沢のどちらにいる個体か分かるかもしれないと思いました。
クマタカは飛び方が雄大で好きです。
ただ、マタタビは珍しい種類ではありませんので、少し奥まった近辺の山へ行かれれば、見つけられると思います。
葉が白くなっていればすぐに見つかりますが、白化していなければ見つけるのは難しいです。
葉が白くなるのは6~7月で、この時期に白化が残っているかどうかは不明です。
マタタビを京都府内で探しているので、是非採りにいきたいのですが。