20年ほど前、帯広畜産大学が鳥の死因を調査しました。対象は、北海道東部で拾得された死体や弱って保護された鳥60種150羽。
最も多い死因は衝突死で70羽(46.6%)。以下、交通事故死35羽(23.3%)、衰弱死あるいは餓死11羽(7.3%)、その他の事故死9羽(6.0%)、ネコによる捕殺7羽(4.7%)、天敵による捕殺5羽(3.3%)、不明13羽(8.6%)でした。種類別では、アオジ14羽、オオハクチョウ、シメ各9羽、ハクセキレイ6羽、トビ、オオタカ、ハイタカ、ハシブトガラ、シジュウカラ、スズメ各5羽とのこと。
衝突死が多いことに驚きますが、アメリカの鳥類研究で最も有名なコーネル大学も昨年、米国内で高層ビルにぶつかって死ぬ野鳥が年間6億羽に上るという調査結果を発表しています。特に春と秋の渡りの時期は、カナダと中南米の間を移動する何十億羽もの鳥が米中部を通過するので、高層ビル群の人工的な照明によって方向感覚を失い、壁面や窓ガラスに衝突してケガをしたり死んだりするようです。
コーネル大学は渡りのコースにある危険な都市のランキングとしてシカゴ、ヒューストン、ダラスを上げています。また、ニューヨークの野鳥保護団体は渡りの季節は照明を消すよう高層ビルのオーナーに呼び掛けているとのこと。
数年前、宇治平等院にあるミュージアムの全面ガラスの壁面に数十羽のヒレンジャクが衝突して死んだという出来事がありました。ガラス窓は鳥たちにとって鬼門のようです。
上の写真のように、わが家の2階のガラス窓には小鳥が忌避するタカのシールを貼っていますが、効果はあるのかな?
最も多い死因は衝突死で70羽(46.6%)。以下、交通事故死35羽(23.3%)、衰弱死あるいは餓死11羽(7.3%)、その他の事故死9羽(6.0%)、ネコによる捕殺7羽(4.7%)、天敵による捕殺5羽(3.3%)、不明13羽(8.6%)でした。種類別では、アオジ14羽、オオハクチョウ、シメ各9羽、ハクセキレイ6羽、トビ、オオタカ、ハイタカ、ハシブトガラ、シジュウカラ、スズメ各5羽とのこと。
衝突死が多いことに驚きますが、アメリカの鳥類研究で最も有名なコーネル大学も昨年、米国内で高層ビルにぶつかって死ぬ野鳥が年間6億羽に上るという調査結果を発表しています。特に春と秋の渡りの時期は、カナダと中南米の間を移動する何十億羽もの鳥が米中部を通過するので、高層ビル群の人工的な照明によって方向感覚を失い、壁面や窓ガラスに衝突してケガをしたり死んだりするようです。
コーネル大学は渡りのコースにある危険な都市のランキングとしてシカゴ、ヒューストン、ダラスを上げています。また、ニューヨークの野鳥保護団体は渡りの季節は照明を消すよう高層ビルのオーナーに呼び掛けているとのこと。
数年前、宇治平等院にあるミュージアムの全面ガラスの壁面に数十羽のヒレンジャクが衝突して死んだという出来事がありました。ガラス窓は鳥たちにとって鬼門のようです。
上の写真のように、わが家の2階のガラス窓には小鳥が忌避するタカのシールを貼っていますが、効果はあるのかな?