先週末の5月9日、アメリカのニュージャージー州で「バードウォッチング世界大会(World Series of Birding)」が開催されました(英語のBirdwatchingが米語ではBirdingになります)。
日本野鳥の会は全国の支部が探鳥会を中止している一方、コロナウイルスの感染者と死亡者が最も多い国でこういうイベントを実施することに疑問を感じますし、自国と多少の周辺国だけが参加するイベントをWorld Seriesと豪語する感覚は、自国内のプロ野球の頂上決戦をWorld Seriesと呼ぶ傲慢さと同じく気に入りませんが、バードウォッチャーとしては興味深いので注目していました。
3人1組で参加し、1日24時間でどれだけの種類の鳥を見聞できるかを競う催しで、その結果に応じてさまざまな賞が贈られます。ただし、記録は自己申告なので賞金は出ません。
公式サイトによると「それはゲームであり、マラソンであり、挑戦であり、とても楽しいことです」。主催はニュージャージー州のオーデュボン協会。1984年5月19日の第1回以来、毎年5月に行われています。以下は2011年の模様。
目的は以下の3つ。
①渡り鳥にとってニュージャージー州が重要であることをアピールすること。
②バーダーのスキルを正当な目的のために使う機会を与えること。
③野鳥保護のために寄付金を集めること。
これまでの実績では、合計900万ドル(約10億円)を集めています。
参加チームは事前に下見して、朝は鳥の声に集中し、昼間は湿地や海岸で数を稼ぎ、夜は夜行性の鳥を探すようにルートを設定するようです。チームからの報告はリアルタイムでネット上に公表しています。
上は当日の途中経過ですが、この時点で303種が記録されています。たくさん記録された種類が大きい文字で表示されるようになっていて、カナダガン、ハゴロモガラス、アオカケスなどが目立ちます。
最終的には328種を記録し、約21万ドル以上が集まったようです。30年ほど前は、日本野鳥の会でも「バードソン(Bird+Marathonの造語)」という寄付集めのイベントをやっていて、私もお手伝いしていました。仕組みはほぼ同じです。
World Series of Birdingの公式サイトはこちら
日本野鳥の会は全国の支部が探鳥会を中止している一方、コロナウイルスの感染者と死亡者が最も多い国でこういうイベントを実施することに疑問を感じますし、自国と多少の周辺国だけが参加するイベントをWorld Seriesと豪語する感覚は、自国内のプロ野球の頂上決戦をWorld Seriesと呼ぶ傲慢さと同じく気に入りませんが、バードウォッチャーとしては興味深いので注目していました。
3人1組で参加し、1日24時間でどれだけの種類の鳥を見聞できるかを競う催しで、その結果に応じてさまざまな賞が贈られます。ただし、記録は自己申告なので賞金は出ません。
公式サイトによると「それはゲームであり、マラソンであり、挑戦であり、とても楽しいことです」。主催はニュージャージー州のオーデュボン協会。1984年5月19日の第1回以来、毎年5月に行われています。以下は2011年の模様。
目的は以下の3つ。
①渡り鳥にとってニュージャージー州が重要であることをアピールすること。
②バーダーのスキルを正当な目的のために使う機会を与えること。
③野鳥保護のために寄付金を集めること。
これまでの実績では、合計900万ドル(約10億円)を集めています。
参加チームは事前に下見して、朝は鳥の声に集中し、昼間は湿地や海岸で数を稼ぎ、夜は夜行性の鳥を探すようにルートを設定するようです。チームからの報告はリアルタイムでネット上に公表しています。
上は当日の途中経過ですが、この時点で303種が記録されています。たくさん記録された種類が大きい文字で表示されるようになっていて、カナダガン、ハゴロモガラス、アオカケスなどが目立ちます。
最終的には328種を記録し、約21万ドル以上が集まったようです。30年ほど前は、日本野鳥の会でも「バードソン(Bird+Marathonの造語)」という寄付集めのイベントをやっていて、私もお手伝いしていました。仕組みはほぼ同じです。
World Series of Birdingの公式サイトはこちら