樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

庭の巣箱にシジュウカラ

2012年04月26日 | 野鳥
野鳥が活発に動く時期なので、樹木の話はしばらくお休みして、鳥の話題を続けます。
昨年の秋、3~4年ぶりに庭に巣箱を掛けました。その後、特に注意することもなく放っておいたのですが、今年になってもシジュウカラの姿を見かけないので、「気に入らなかったのかな」と思っていました。
ところが、先日2階の窓から何気なく庭を見た時、シジュウカラが巣箱に入る瞬間を目撃。しばらく観察していると、入れ代わり立ち代わり出入りしています。
すぐにカメラをセットし、録画したままその場を離れました。21日と25日の2回、1時間ずつ録画。25日の一部が下の動画です。



親鳥が巣箱に入った回数は、21日が10回、25日が9回。出る時に、ヒナの白い糞をくわえていることもあります。
21日は枝に止まって数秒で巣箱に入りましたが、25日は上の動画のように、枝でしばらく待ってから入るようになりました。ヒナが成長したので、警戒時間が長くなったのでしょうか。
過去にも何度か巣箱で繁殖した形跡がありましたが、その頃はカメラを持っていなかったので、特に気にすることもなく放置していました。でも、実際にシジュウカラがこうして庭の巣箱を利用してくれると、嬉しいですね。
「わが家の庭にも巣箱を…」という方のために、私が知っているコツをお教えします。
掛ける時期は秋から冬。この時期に小鳥は巣に適した場所を探すそうです。猫が登れないように下に枝のない木を選んで、雨を避けるためにやや下向きに掛けます。方角は北向きがいいそうです。
私はカシワの木に掛けましたが、シジュウカラにとっては目隠しになる常緑樹の方が安心かも知れません。ヒナが巣立った時の止まり木になるように、巣箱の前に枝があった方がいいと思います。
私が使った巣箱は日本野鳥の会オリジナルですが、直径3cm程度の(2.8cmと指定している本もあります)の穴があれば、手づくりのものでも大丈夫です。
秋になったら掛けてみてください。
コメント (2)
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