暖かい陽射しを背中に浴びながら、水面にプカプカ浮かぶカモをのんびりと眺める…。私の冬の楽しみの一つです。
この近辺で見られるカモは10種類くらいですが、その中でも私のお気に入りはヒドリガモ。他のカモは「ゲェゲェ」とか「ガァガァ」とか鳴き声が汚いですが、ヒドリガモだけは「ピューピュー」と指笛のような声で鳴きます。ちょっと哀愁があって惹かれます。その声を入れて撮影しました。
宇治川沿いに住んでいた頃、冬になるとこの「ピューピュー」が聞こえてきて、幸せな気分に浸っていました。
声もかわいいですが、エンジと黄色の頭の色もかわいいでしょう? アメリカンフットボールにワシントン・レッドスキンズというチームがあって、ヘルメットの配色が同じなのでいつも思い出します。
そのアメリカにはヒドリガモによく似たアメリカヒドリが生息しますが、時々日本にもやってきます。図鑑によると、ヒドリガモの繁殖地はシベリア、アメリカヒドリはアラスカと分かれていますが、ベーリング海峡あたりで混じるのでしょう。交雑することも多く、日本にやってくるのはほとんどが雑種で、年末に鴨川で撮影した個体も雑種だと思います。
本物のアメリカヒドリは頭が鮮やかな緑色で、アメフトのヘルメットに例えるとフィラデルフィア・イーグルス。この雑種はシルバーグレーなので、あえて言えばオークランド・レイダースかな。
そのアメフトも先日、ニューヨーク・ジャイアンツがスーパーボウルを制して閉幕しました。ここに上げた3チームはプレイオフにも進めませんでした。