毎年初夏に鳥見ツアーに出かける仲間3人で、琵琶湖北部へミニツアーに出かけました。目的はハクチョウなど大型の冬の水鳥とワシタカ類。
この寒波の中、彦根や長浜あたりまで北上するとやはり白銀の世界。私は雪国育ちなので、ほっとするような懐かしい風景でした。最初のポイントは湖北野鳥センター。私は7~8年ぶりの再訪です。
バリバリに凍った道を歩きながら湖を眺めていると、コハクチョウやオオヒシクイ、数種類のカモ、タゲリなどが目を楽しませてくれます。中でも、ここならではの冬の風物詩はオオヒシクイ。ガンの仲間では最も大きい種類ですが、図鑑ではヒシクイの亜種として扱われています。
少し南へ下った早崎ビオトープでは、池の中でたくさんのコハクチョウやカモが泳いでいます。池の真ん中は氷が張っていて、その上をコハクチョウが滑りながら歩いていました。
この日の温度は2℃くらい。手袋をはずすとかじかむほどでしたが、陽射しを浴びながら、のんびりと白い鳥を見ていると気持ちがホカホカしてきます。下の動画の頭は雪を被った伊吹山。
それからさらに南へ下った干拓田でノスリを見た後、夕方に活動する猛禽ハイイロチュウヒを観察するためにヨシ原へ。
しばらく待った後5時過ぎに、バーダーの間で「ハイチュウ」と略称で呼ばれるタカが出現。ヨシ原の上を何度も旋回しながら、その雄姿(メスですが)を見せてくれました。
湖北のもうひとつのハイライトであるオオワシは日を改めてご紹介します。