樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

静岡に負けた!

2011年05月23日 | 木と飲食

以前、宇治で販売されている「食べるお茶」を採り上げましたが、その後にも珍しいものを見つけたのでご紹介します。

まず、抹茶豆腐。商店街の中にある地元のお豆腐屋さんのオリジナルです。黒蜜ときなこがセットになっていて、スイーツとしても食べられます。

実食したところ、スイーツよりも冷奴として食べた方がしっくりきます。ほんのりお茶の苦味があって、宇治ならでは。味よりも見た目のインパクトが売りでしょうか。

 

 

 

宇治では抹茶カフェが大流行で、観光客にも人気があるようです。そのうちの1軒が妻のお気に入りなので、時々いっしょに出かけます。

先日、煎茶セットを頼んだら、おつゆが入った器が添えてあります。聞けば、お茶を淹れた後の葉を浸して食べるのだそうです。茶葉のおひたしというかサラダというか、意外にも美味。新芽だから軟らかく食べられるのでしょうね。

 

 

急須に残った茶葉を浸して食べます

 

私が利用している京阪電車の駅に立ち食いソバの店があって、「宇治茶と飛龍頭の緑狸」というメニューを打ち出しています。がんもどきを京都では飛龍頭(ひろうす)と言います。店のポスターによると、「京都と宇治を結ぶ一品」だそうです。

 

 

 

飛龍頭の上に少量の抹茶がふりかけてあります。立ち食いソバの店にしてはおつゆはおいしいのですが、見た目はともかく、味としては抹茶を加える意味がよく分かりませんでした。

宇治は同じお茶の産地である静岡をライバル視しています。生産量では大幅に譲りますが、「宇治茶」のブランドイメージがあるのでプライドだけは高いのです(笑)。

しかし、3月に妻の実家に帰省した際、静岡県内のサービスエリアで「茶コーラ」を見つけたときは「静岡に負けた!」と思いました。

 

 

 

豆腐に抹茶を入れたり、出がらしの茶葉を食べたり、僅かばかりの抹茶をソバにふりかけたり、貧乏くさい宇治の商品開発に比べて、コーラの中にお茶を入れるというこの斬新な発想! 静岡は進んでるな~。

しばらく冷蔵庫で保存しておりましたが、ようやく暑くなってきたので、おいしく飲めるだろうと満を持して開封しました。

しかし…… ウ~ン、なんだかな~。色は確かにお茶ですが、味にはあまり関係ないみたい。ふつうのサイダーに近い飲み物です。期待が高かった分、ちょっとガッカリ。

やっぱり、お茶は素直にお茶として飲んだ方がいいですね(笑)。

コメント (9)
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