樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

有名人

2011年05月02日 | 木と鳥・動物

日本のバードウォッチング人口は100万人という説があります。日本野鳥の会の会員が5万人なので「そんなにたくさんいるかな?」と疑問ですが、最近はバードウォッチャーというよりもバードフォトグラファーが増えているので、それを含めるとそんな数になるのかも知れません。

その中にはタレントや文化人など有名人もいます。現在、仕事で付き合っている某政治家も庭に餌台を置いて野鳥を観察していて、話を聞くと、野鳥の好きな国会議員が「愛鳥議員連盟」を結成して国会議事堂の庭に巣箱を掛けるなどの活動をしているそうです。

呼び掛け人は、元衆議院議長の河野洋平氏。河野さんは日本鳥類保護連盟の会長を務めていたこともあるようです。

 

 

47都道府県の木を植えた国会議事堂の庭

 

芸能人では、何と言っても柳生博さんでしょう。趣味が高じてというか、その知名度を生かして、現在は日本野鳥の会の会長です。

もう一人は、あおい輝彦さん。かなりのマニアで、サシバの渡りを観察するために撮影の合間を縫って沖縄まで出かけたり、愛鳥週間のテレビ番組にもよく登場します。

 

 

沖縄のサシバ(2008年の鳥見ツアーで撮影)

 

「ツリーウォッチングを趣味にしている有名人はいるのかな?」と思って調べたら、一人いました。女優の中越典子さん。たまたま巨木の写真集を見て、樹の魅力に取り付かれたそうです。

「昔から好きなんですよね。風になびく葉っぱの音とか木漏れ陽とかすべてに癒されるし、木の近くに行くと空気がホント違うんですよ。何でも包んでくれるような包容力のある気がするんです」とある番組で語っていたそうです。切り株をもらって部屋に飾ったこともあるとか。

故郷の佐賀県に「川古の大楠」という国の天然記念物の巨木があって、その木を「おじいちゃん」と呼んで敬愛しています。「私、実際おじいちゃんに会ったことがないので、いたらきっとこんな感じだったんじゃないのかな?と思って」。

 

 

「川古の大楠」ではなく「宇治名木百選の大楠」

 

彼女の感性や人柄が伝わってきますね。巨木巡りもされているようで、訪ねるごとに巨木の写真集にシールを貼っているとか。

芸能界にはまったく関心がないですが、きょうから彼女のファンになります(笑)。

コメント (2)
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