ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

肩書きの有効範囲

2015-06-20 23:26:30 | 脳みその日常
仕事以外のいろいろな世界に首をつっこむのは本当に楽しいものです。自分の知らない世界を知ることができるから。未知なる世界で感じるのは、いわゆる「肩書き」というものがほとんど意味をなさないこと。ある業界では有名であっても、その業界と無関係な世界でその肩書きは「なんじゃ、そりゃ?」となります。そりゃ、そうですよね。肩書きなんて、それに関心のある人にしかわからないんですから。

もともとフリーランスで生きてきたせいか、肩書きなんて何の興味もありません。厳密に言えばワシにも肩書きはあります。でも、ほかの人から問われない限りその肩書きは口にしません。

逆に世の中には肩書きを欲しがる人もいます。いや、むしろ多いかもしれないですね。肩書きがあったほうが世の中をラクに渡っていくことができるからです。さらに肩書きを錦の御旗のように考える人は、それをあたかも権威・権力のようにふりかざすのがお好きなようです。

いえ、肩書きを否定するつもりは毛頭ありません。肩書きとはいわば登録商標みたいなもので、門外漢の人でもその肩書きを聞くだけで理解されることも多いからです。便利なものといえば、便利なものといえるでしょう。

だけど、先ほども書きましたが、肩書きをもっているからといってどの世界でも無条件に尊敬されるわけじゃありません。ある肩書きが有効なのは限られた世界のみなのです。だから肩書きをまるで万能薬のように使っている人を見ると、あぁ、世界を知らない人なんだな、視野が狭いんだなと思うようにしています。
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