ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

現在と記憶のギャップ

2009-08-11 14:53:44 | 脳みその日常
いや~、最近は衝撃的なことが続きますね。昭和の大女優が亡くなるは、元アイドルが逮捕されるやら…。

いろんな意味で驚かされているわけですが、実は先日個人的にショッキングな「事件」がありました。「事件」といっても別に犯罪というわけじゃありません。ただワシ個人がショックを受けただけなんですけど。

この歳になりますと学生時代の同級生はそれぞれの分野で出世していたりします。企業に勤めている連中だとさほど表には出ませんが、医者や研究者になった奴らはネット上でその活躍ぶりを知ることができます。意外な奴が大学の先生になっていたりしますからね。

そんなことを考えていた矢先、数年前の高校の同級会で欠席した女子のことを思い出しました。情報によればその子は現在ある大学で教鞭をとっているとのこと。大学名を聞いていたので早速検索してみることに。

いました。確かにいました。准教授になってました。そのサイトには講義中の写真も出ていました。

でも、正直、見たことを後悔しました。なぜって、すっかり老けちゃって、中年体型のオバチャンに変貌していたからです。ワシの記憶に刻まれていた学生時代の面影は全くありませんでした。

そりゃね、ウン十年も経ったんだから見た目が変わるのは当然です。そんなことはわかってるんです。だけど当時学校一の美少女と呼び声が高く、聡明なお嬢様で、同級生といえども気軽に声をかけるなんてことができないほど高嶺の花だったんですよ、その子は。

おまけに本当かどうか知りませんが、当時その子はワシに気があるというウワサがありました。確かに気づくとその子がワシを見つめていることが何度もありました。小柄な割に潤んだ大きな目で見つめられてごらんなさいよ。気づかないほうがどうかしてます。

だからといって、こちらからすれば近寄りがたい存在。田舎のほとんど男子校の中にいること自体間違っている、まるでこの世の者と思えない美しさと可愛らしさがありましたからね。今でいうチャラ男のように「じゃあ、つき合う~?」なんて言えるわけないじゃないですか。仮に言ったとしたら、学校中の男子生徒が敵になったことでしょう。まあ、それぐらいの「アイドル」だったわけです。

結局何も進展しないまま互いに別々の大学に進みました。以来、ウン十年音信不通の状態。ただ、その時の記憶だけが残ったまま…。

それが、あーた、現在では見る影もないわけです。想像できますか、この喪失感! ショックですよ、ホントに。

ただまあ、相手のことばかり責めるわけにはいきません。きっとワシだって相当なオッサンになってるに決まってますからね。お互い様ですけど。

ですが、改めて思いました。「思い出は不変かもしれないが、実体は変化するものだ」と。
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