ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

リズムがポイント

2007-07-30 01:30:06 | 脳みその日常
前回書いた「おさらい会」は無事終了。堅苦しくない会という話だったので、いつも通りのラフな格好で行くと生徒さんたちはみな着飾って来た。まるで参観日のような出立ち。いやー、みなさん、気合い十分。

書家さんが作ったプログラムによると第1部と第2部の2部構成らしい。ほぅ、そういうカンジですか。再度言うが、ワシは今日初めて「おさらい会」の全貌を知ったのである。なんちうアバウトな…。

で、第1部は昨年から1年間にわたって教えた曲のなかから好きな曲をそれぞれ選択し歌うというもの。そして第2部は自由に好きな曲を歌うというプログラム。また第1部と第2部の間にはピアノ連弾あり、人形劇あり。ホント、もう「なんでも会」である。

極めつけは最後の最後にワシが何かをやると書いてあったこと。「素晴らしき音楽ワールドへようこそ!」って、何ですか、それは! 内容については何も言ってないのに…。さあ、どうする、ワシ。

それはともかく、聴いて思ったのは第1部の出来が全員見事だったこと。教えている奴がこう言うと自画自賛みたいで嫌なのだが、各自が自己流で歌った第2部を聴いたらつくづくそう思った。生徒さんからも同様の発言を聞いた。

改めて書くが、ワシの方法はまずリズムだけを徹底的に覚えさせる。もちろん歌詞をリズムにつけて「しゃべらせる」のだ。当然メロディーは付けない。いや、メロディーなんてすぐに覚えられるのだから、旋律をつけるのは最後の最後。とにかく正確なリズムで「しゃべる」ことにこだわる。

生徒が若い人ならこんな方法はとらない。ウチの生徒さんたちは全員高齢者なのでリズムの感覚が鈍っている。だからまずやらなければならないのはリズムに意識を向けさせることなのだ。このリズムは良いが、そのリズムは間違っていることに気づかせる。本人がその違いを意識できればしめたもの。あとは繰り返し訓練するのみ。

このようにして習った第1部の曲が下手なわけはない。プロ歌手のような表現力はもちろん無理だが、少なくとも旋律とリズムは外れていない。そう、ごくフツーに歌えているのだ。当たり前と思うかもしれないが、リズム感の悪い高齢者にとって、どれだけフツーに歌うのが難しいかは自己流で歌った第2部の各曲がいかにグダグダだったことからも明らか。要するにリズムを意識して覚えた曲と何となく覚えた曲の違いがこうしたところに出るということなのだろう。

それでも、生徒の皆さんが素直に頑張ってくださるのでありがたい。こちらも教えがいがあるというもの。来月からまた勉強だ。どんどんうまくなってくれるといいなあ。で、最後にワシが何をやったかって? ヘヘヘ、それはナイショ。

会が終わった後打ち上げをするので参加してくれと頼まれたが、月末の原稿締め切りで今はアップアップの状態。というわけで泣く泣くお断りした。あー、心ゆくまで寝たい…。でも頑張らねば。
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