ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

環七、台場、そして職質

2006-11-28 05:27:28 | ドライブ関連
一昨日は久しぶりに環七をぐるっと回ってみた。ゆっくり走ってみたけれど、葛西まではあっという間。何だか物足りないので、湾岸線の側道であるR357を台場方面に行く。

そのまま海底トンネルを経て羽田空港経由で環八に抜けようと思ったら、台場の隣の青海のところが何やら明るい。吸い寄せられるようにそちらへ行ってみた。

あったのは大江戸温泉物語というレジャー施設。あぁ、そういえば前にそんなのができたという報道があったな。それがこれか。

  



到着したのは午前1時。でもこの時間に施設は開いている。入浴しようと思えば可能らしい。こんな時間なのに入浴客がちらほら出入りしている。まあ、好きな人は好きなんだろうね。

正面玄関の看板を撮ってクルマに戻り、写真をメールで送っていたら巡回中のパトカーがワシのクルマの前に停車した。

ワシ「なになに? なんかあったの?」
警官「運転手さん? ここで何してるの?」
ワシ「何って、そこにある施設の写真を撮ってただけだって」
警官「ああ、あれね」
ワシ「そそ」
警官「で、ちょっとトランク見せてもらっていいかな?」
ワシ「なんでよ?」
警官「いやー、危険なモノを積んでないかと思ってね」

ワシ、完全に怪しい人物に思われとるらしい。言うまでもないが、もちろん「丸腰」である。こちらは少しもやましいところはないから、こういう場合は毅然とした態度で応対しなければますます怪しまれる。だからオマワリといえども容赦はしない。

ワシ「そんな物騒なモノ、積んでるわけないだろよ」
警官「とにかく、トランク開けてもらっていいかな?」
ワシ「構わんけど、その代わりコチラにも条件があるけど、いいかね?」
警官「なに?」
ワシ「トランクの中を見て、物騒なモノがでてこなかったらどうすんのさ」
警官「それは……」
ワシ「アンタら、ワシを疑ったわけだよな?」
警官「まあ、そうなるねえ」
ワシ「で、調べてみたらシロだった…ということになるよな?」
警官「ええ」
ワシ「いくら職権でやるにしても被疑者がシロだったら謝るのが筋ってもんだろ?」
警官「ふむ…じゃあ、どうしろと?」
ワシ「そうだな…何も出て来なかったら土下座して謝るかい?」

さすがに土下座するのは躊躇したのか、その警官はもうひとりの警官に相談する。すると、もうひとりのほうがやってきた。こいつは少し年輩で、分別がありそう。とりあえず「分別」と名付ける。

分別「まあまあ運転手さん、そんなカリカリしなさんなって」
ワシ「カリカリなんてしてねーさ。いきなりこっちは被疑者扱いされたんだぜ」
分別「そう思われたのなら謝るよ。ただね、この付近はナイフとか隠し持って来るのも多いんだよ」
ワシ「ほぅ」
分別「自己防衛とかいって木刀を所持しているのもいる」
ワシ「まあ、よくある話だわな」
分別「そんなわけで、こちらは声をかけてまわってるんですよ」

もちろん、そんなことは最初からわかっている。カチンと来たのはあのバカ警官のワシへの態度なのだ。

きちんと説明したうえでトランクを開けろというのならわかる。ところが何の説明もないまま、いきなりトランクを開けろだ?と。ふざけるな! これこそ権威主義によりかかる高飛車な態度の何者でもない。権威主義を笠に着てエラソーにする奴は本当に腹が立つ。だからワシはキレたのだ。

まあ、「分別」の説明によって、ここは許してやろうという気になり、最後はトランクを開けて見せたけどね。もちろん相手に土下座なんてさせなかったさ。これはまあ売り言葉に買い言葉ってやつで…。

不愉快な思いをしたあと、近くに船の科学館があったので行ってみた。ただし、ここは深夜は入れない。入り口にクルマを停めて建物を見ようとしたら、今度は警備員が近づいてきた。

「何か御用ですか?」
「(またかよ…)いえ、ちょっと建物を見ようと思ってね」
「そうですか」
「あのー、その奥にある石碑みたいなものを撮ってもいいですかね?」
「ああ、あれですか? それぐらいなら構いませんよ。どうぞ」

アップした写真は警備員の許可を得て敷地内に入って撮影したもの。この警備員は民間の人らしいが、実に感じが良かった。長文失礼。
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