湘南オンラインフレネ日誌

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12/21 脳神経外科外来の空白

2018-12-22 05:56:54 | 地震津波災害ボランティア

2018/12/21 記
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慈恵医大脳神経外科の外来は、よく霊安室がおかれている殺風景な地下1階にある。まあ、リネンサプライのような場所に食堂がおかれているのだから、推して知るべしというところだが。予約時刻前40分、受付に外来受付表をだし、1階の自販機から買ったブラックコーヒーを舐めながら時間を潰すこと2時間、やっと呼ばれて診断がはじまった。

私は患者の背後の頭上に時計を置く医師を信じないのだが、何を言っていいのかわからない威厳ぶりバリアーの重い口から、予想どおりの「正常です、問題ありません」が出た。私の症状は眼科的なものと思っていた。実際、駅の階段を下る途中、下向きのランドルト環(Cの下向き)状の輪が現れ、急に前から曲がり込んできた通行人に、ぶつかりそうになっていた。実害があるのだ。

MRAの立体画像も、脳の断面画像も、アミロイドβのわずかな沈着があるも、萎縮は全くなく、血管も申し分なく柔らかい。30代の画像と遜色ないと困っていた。ただ脳波検査は、不安な部分があり、定期的に検査を受けた方がいいこと。ただそれが視覚異常にむすびつくものではなく、おそらくは糖尿病との関連で、昼夜逆転は直した方がいいという。夜間傾聴は40年弱になりますというと絶句。(彼、生まれていないでしょう。)しかし本当なのである。

直ぐに眼科へ。ところが担当医が休みに入っていて不在。ボスの主治医とは、年に1回しか会えないため、脳神経外科から報告を受けたとしか、判断しなかった。しかし、実害があり、進む視野劣化については、年明け早々に検討が必要と伝えるので、日程は電話確認してほしいとされた。たらいまわし一周目が終わった。

現在手元の字は5cmまで近づかないと見えない。足元の高低差は全くわからなくなっている。書字が枠外にはみだすのは、この接近距離の弊害だ。

ひと気の無くなった外来の長椅子にすわって、しばし呆然としてしまった。

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帰りに「生存学の企て」と「聞き書き震災体験 東北大学90人が語る3.11」を購入。折れるわけにはいかないのだ。

目黒から新宿にでて、混雑する小田急線で、藤沢経由で帰宅した。

お茶が苦い。

夜間傾聴: なし
(校正1回目済み)


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