2022/08/21 記
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社会活動はTV番組を作っているのとは違う。今回のように、企画側の中間支援者は、活動をつなぎ、初動をつけ、相談を受けるという大事な任務がある。ビジネス会議とは違い活動の情熱の醸成が潜んでいる。その立ち位置の基本線を見失わないことだ。
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講演内容は実施計画の概要説明に2例の該当例紹介で終わったが、この「茅ヶ崎市重層的支援体制整備事業実施計画」(令和4〜7年度)は、社会的孤立や輻輳する生活困難などの地域住民が抱える問題の複雑化•複合化の時代傾向に対処する行政活動計画なのだが、主眼は、縦割り対処から横断会議創設を通した解決力向上を目指したものだ。これは厚労省「重層的支援体制整備事業」に準ずるもので、市の独創ではない。それゆえに、問題点も引き継がれている。
それは「重層的支援会議」の定義から覗くことができる。
課題の相談窓口や対応課•組織は、従来の担当者とした上で、クロスオーバーする課題については、当事者の了解のうえで、
担当職員
CSW
によって構成される「重層的支援会議」が相談する。これは「支援会議」を補間する機能で、守秘義務を有する。
つまり、従来の支援活動に横断的内容を論じる場が新設されるのであって、「重層的支援会議」も、守秘義務を盾に専門職に閉じた会議であり、社会資本としての関連社会活動との連携は見当たらない。
また守秘義務から浮かび上がるのは、個別相談•個別支援を目的とするということで、独居高齢者の健康とか、市内引きこもり者の実態把握や、ボランティア活動等の連携による実態検討等々というようなネットワーキングへの踏み出しが見られないのだ。分析評価は議会、対策課は執行機関のような発想は残っていまいか。現場の知を集積検討する場が必要なのだ。
市のけいかくあかか一見、現代的社会課題に突っ込んだかのように見えるが、行政の内部に閉じた計画でしかない。
SDG'sをかつぎだすのは、うんざり。現場から計画せよ。奉仕活動に収まるものではないのだから。
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昨日、母は上気した表情で支度した。マッサージの結果である。
案の定、翌朝から、疲れたを連発。午前中起きてこなかった。
オニオンクリームスープを出し、ゆっくりと起こす。
(校正1回目済み)