2013/06/13 記
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朝日新聞6月13日13班TOPに、「要援護者名簿 3割未整備 災害避難 困難な高齢・障害者」という記事が出た。「要援護者」という概念は非常に広く、日赤の「災害時要援護者対策ガイドライン」によれば、
①心身障害者(肢体不自由者、知的障害者、内部障害者、視覚・聴覚障害者)
②認知症や体力的に衰えのある高齢者
③日常的には健常者であっても理解力や判断力の乏しい乳幼児
④日本語の理解が十分でない外国人
⑤一時的な行動支障を負っている妊産婦や傷病者
このほか、地理に疎い旅行者・観光客なども「災害時要援護者」に含めて考えられることもあります。
と、説明されている。それゆえに、名簿作りは多岐にわたるのだが、そのなかでも「高齢者・障害者」の名簿作りは、民生委員や地区社協・自治会によって名簿が作られてきた。特徴は、安全避難の具体的援助者との関係作りを伴っていることだ。ところが実態は、なかなか進んでいない。プライバシーが守られない可能性から、自分が要援護者に当てはまらないと主張する例も聞く。しかし、それ以上に東日本大震災があっても、自分たちは大丈夫とはねのけてしまう風潮が強い。正常化バイアスと呼ばれる心性だ。
しかし、東日本大震災から2年を経てまだ、3割未整備という状態は背筋が寒くなった。他のこと、推して知るべしだからだ。
映画「僕らはココで生きていく」の上映スケジュールについて、問い合わせを出していた。岩手太平洋岸でまず皮切り上映を行ったあと、全国上映するとのこと。映画「先祖になる」もまたできている。南三陸のドキュメントは近々茅ヶ崎上映されるが、まずはこれらの映像を観ておきたい。茅ヶ崎上映はそれからだが、それらは社会問題の解決実践の流れの中に置くべきだろう。映画そのものが自己目的化してしまうほど貧困なことはないからだ。全国上映で東京・神奈川の日程が決まったら教えて欲しいと伝えてある。
明日は「スペアちがさきの総会」だ。朝10時からというのが身に堪える。「要援護者」と行ったとき、発達障がいの中でも高機能の方は、リアリティがわかないだろうと思う。しかし例え安全避難が成し遂げられても、避難生活は日常が大きく変化してしまうため、様々な適応で臨機応変さが要求されるので、トラブルが起きてくるだろう。どう協力を取り付けるか、難題となっている。チラシを出そうかと思い、周辺の反応を想像して、やめた。
慈恵医大のアポを膨らませるかあれこれ考えているが、始まる前に地域支援者が下火になってどうするんだと、行きどころのないため息をついた。
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網膜色素変性症の当事者の会に久々に連絡を取った。私より重症の方ばかりなのだが、入会しようと思う。とにかく情報が少ないからだ。会は県サポで行われるのだが、ともあれメールを送った。
夜間傾聴>**子(0:10に電話がかかって1:40まで話し込んだ。誰も理解してくれないとの訴え。状態は再び悪くなっている。無神経な大人たちの所業。)
(校正1回目済み)
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朝日新聞6月13日13班TOPに、「要援護者名簿 3割未整備 災害避難 困難な高齢・障害者」という記事が出た。「要援護者」という概念は非常に広く、日赤の「災害時要援護者対策ガイドライン」によれば、
①心身障害者(肢体不自由者、知的障害者、内部障害者、視覚・聴覚障害者)
②認知症や体力的に衰えのある高齢者
③日常的には健常者であっても理解力や判断力の乏しい乳幼児
④日本語の理解が十分でない外国人
⑤一時的な行動支障を負っている妊産婦や傷病者
このほか、地理に疎い旅行者・観光客なども「災害時要援護者」に含めて考えられることもあります。
と、説明されている。それゆえに、名簿作りは多岐にわたるのだが、そのなかでも「高齢者・障害者」の名簿作りは、民生委員や地区社協・自治会によって名簿が作られてきた。特徴は、安全避難の具体的援助者との関係作りを伴っていることだ。ところが実態は、なかなか進んでいない。プライバシーが守られない可能性から、自分が要援護者に当てはまらないと主張する例も聞く。しかし、それ以上に東日本大震災があっても、自分たちは大丈夫とはねのけてしまう風潮が強い。正常化バイアスと呼ばれる心性だ。
しかし、東日本大震災から2年を経てまだ、3割未整備という状態は背筋が寒くなった。他のこと、推して知るべしだからだ。
映画「僕らはココで生きていく」の上映スケジュールについて、問い合わせを出していた。岩手太平洋岸でまず皮切り上映を行ったあと、全国上映するとのこと。映画「先祖になる」もまたできている。南三陸のドキュメントは近々茅ヶ崎上映されるが、まずはこれらの映像を観ておきたい。茅ヶ崎上映はそれからだが、それらは社会問題の解決実践の流れの中に置くべきだろう。映画そのものが自己目的化してしまうほど貧困なことはないからだ。全国上映で東京・神奈川の日程が決まったら教えて欲しいと伝えてある。
明日は「スペアちがさきの総会」だ。朝10時からというのが身に堪える。「要援護者」と行ったとき、発達障がいの中でも高機能の方は、リアリティがわかないだろうと思う。しかし例え安全避難が成し遂げられても、避難生活は日常が大きく変化してしまうため、様々な適応で臨機応変さが要求されるので、トラブルが起きてくるだろう。どう協力を取り付けるか、難題となっている。チラシを出そうかと思い、周辺の反応を想像して、やめた。
慈恵医大のアポを膨らませるかあれこれ考えているが、始まる前に地域支援者が下火になってどうするんだと、行きどころのないため息をついた。
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網膜色素変性症の当事者の会に久々に連絡を取った。私より重症の方ばかりなのだが、入会しようと思う。とにかく情報が少ないからだ。会は県サポで行われるのだが、ともあれメールを送った。
夜間傾聴>**子(0:10に電話がかかって1:40まで話し込んだ。誰も理解してくれないとの訴え。状態は再び悪くなっている。無神経な大人たちの所業。)
(校正1回目済み)