猛暑日や雨の日、冷たい風の強い日などの駐車は屋外より屋根の下や雨に濡れない、風当たりの弱い場所に止めたい気持ちは誰も同じだろうと思いながら、空いているところを探す。タイミングよく止めれたり、「空きます」と手招きしてくれる親切な人に出合うと何か大きな得した気分になるし嬉しいものだ。
スーパーの駐車場、荷物を積む様子から少し待てば止められると思い待っている。期待した通りになりバックしようとしたとき後から来た車が頭から突っ込んで先取りされ悔しい思いをしたこともある。空いているところに止めようとしたら「場所取りしています」という事例にも出合った。誰も「いいところに早く止めたい」、しかし、予約制ではないので早い者勝ちは仕方なかろう。
先日の雨の日、そんなことからのいざこざに出合った。原因は経験したと同じ待機していたら後から来た車が頭から入り止めた。待機していた人は運転席のドアを開いたままで止めた車に走り寄り運転席のドアを開けた。開いたままのドアが邪魔で私は進めず1度バックしてからその場を去った。いざこざの結末はどうなったか分からないが、走り寄った人の気持ちは何となくわかる。ただ、私にはその勇気がない。
「早い者勝ち」は「人に先んじた者が遅れた者よりも受ける利益をえること(広辞苑)」。スマホや話題の新刊本を早く入手するため泊まりこみで順番を確保する映像は珍しくない。自分には理解し難い現象だが「勝ち」ということは確かに小気味好いだろう。人に不快な思いを抱かせる早い者勝ちはしない、駐車場を後にしながら自分に言い聞かせる。