日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

日曜参観の日

2015年10月25日 | 地域


 朝から、注文の一つもつけようのない秋晴、絶好の行楽日和を思わせる。道行く児童らの元気な声が聞こえる。何かの行事へ参加する途中かと聞いていた。外に出るとみんなランドセルを背負いポットをもっていつもの登校姿に何事かと尋ねた。数名で登校していた上級生が「日曜参観です」と笑顔で教えてくれた。

 参観日には運動場が仮駐車場に変わるから体操の授業はなし。広い運動場も授業開始のころには車で一杯。自分らの小学時代と校区はそれほど変わっていないと思うので、家から学校まで車を使用するほどの距離ではないように思う。子どもらは徒歩で通学しているのだから。さすが「車時代」と実感する。

 小学時代、車どころか自転車で参観日に来る親も多くはなかった。親は大方が母親、参観日は母親のものと決まっていたように思う。戦後の混乱が続くころの小学校、間もなく朝鮮戦争が勃発、基地の町は穏やかではなかった。一クラス50数名、どのくらいの親が参観に見えていたのだろう。学校ドラマにあるようなアクシデントは記憶していない。

 参観終了の時刻に所用で出かけた。徒歩で参観され子どもと一緒に下校する親子連れ、これが今風の参観日という光景に出合う。子どもは両親に手を繋がれ、ランドセルはお父さんが嬉しそうに肩にかけ歩く。何組も似たような下校スタイル、微笑ましいとのだろうが、見せられる方はくすぐられる感じがするのは年代差だろう。行楽絶好の日曜日、両親揃っての参観、子どもは忘れないだろう。
コメント (2)
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