同好会の花見、例年4月の初めの金曜日と決めてある。今年はきのうの3日だったが私用で都合悪く欠席を届けていた。9時前からの雨、それと強風注意報発令に呼応する風で打ち合わせ通り中止となった。天気予報を見越して2日の錦帯橋畔は花見客で錦帯橋周辺は大渋滞で、錦帯橋畔をあきらめ実家で過ごしたという知人がいる。その判断は正解だったようだ。
同好会の花見中止、そのウラ話を2名の仲間が名文でブログにアップしている。転載は止めるが二方ともそれ相当の準備手配がすんでおり、その残念さは良くわかる。片や雨を予測し前日に花見を済ませ、当日は注文してあった豪華な弁当は夫婦水入らずで召し上がる。此方は雨にこもごもの思いをつづりながらこの雨でジャガイモの芽吹いたことを喜ぶ。そして1日置いての次の花見に期待するとある。
桜の咲くこの季節の雨は桜雨、花の雨、春時雨や花時雨と呼び穏やかに降る雨の印象が強い。桜の満開は8部咲きのに宣言されるそうだが、その日から数日たつと散り始める。これに風と雨が加担すれば、春の名残などという姿ではなくなる。
といってもしっかり花をとどめている木もある。雲間からの陽射しに映える桜を自然に見上げている。夕方からはこれも予報通り雷、これに促されたような強い雨、明日の予報は雨ばかり、今年の桜雨は桜を見せぬ雨のようだ。歌にある「春の嵐に 散りゆく花か 風にまかせて 身は旅役者・・・(作詞 西条八十、歌二葉あき子)」のような花びらは何を思うのだろうか。