日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

彼岸花

2012年09月22日 | 自然 季節
           

 8月初旬の立秋の声を聞いてからも炎暑、猛暑、酷暑など感じるままに酷評された夏、ようやく数日前からしのぎ易くなった。夜明け前の外気は冷たいと感じる。今日は秋分の日、国民の祭日で祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日とされている。本来ならお休みだが、土曜日と重なり残念に思う人も多かろう。

 しのぎやすい気温になり秋の花々がブログでも多く紹介され始めた。そのトップは彼岸の頃になると突然咲き始め、それを過ぎると急に消える彼岸花。いつもこの咲き方を不思議に感じている。真っ赤な彼岸花、この花を曼珠沙華と詠むのは歌人や詩人という。その表現に詩情を感じるためと解説があったが、凡人には分かりづらい。

 子どものころは墓地のまわりでよく見かけた。その墓地周辺も道幅が広がり舗装されるなどして見かけなくなった。圃場整備された稲田の畦や斜面に咲く彼岸花にカメラを向ける人が多い。昨年、雑草の中に見かけた彼岸花を求めて出かけたが、雑草ごと刈り取られ見れなかった。

 彼岸花を刈り取ると目にしみたり、かぶれたりすると載っている。そんな隠れた毒気が、モグラや蛇などが好む畦のトンネル作りを防ぎ、稲田の水抜けを防いでいる米つくりの番人となっている。そこに咲く彼岸花の役目は大きい。でも、花として愛でる人の少ないことが気の毒だ。 

 今日は「秋分の日」。この日は9月23日と思い込んでいたら、1896年以来116年ぶりの9月22日の秋分の日という珍しい日。難しい説明はさておいて、科学は自然の細部まであぶりだす。温暖化解決の策も見つけて欲しい。
コメント (4)
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