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NHKプラス

2022年01月12日 00時03分44秒 | テレビ
NHKの番組を見ていると、必ず「NHKプラス」なるものの宣伝を始めるので腹が立っていた。
「こっちはテレビを見ているんだ。なんでネットの宣伝を始めるのだ。だからダメなんだ」と思っていた。
しかしあまりにも宣伝をするので、どういうものなのかを一応調べてみると無料だったので登録してしまった。ずっと新たなサービスを有料で始めたのだと思っていた。放送後一週間は番組を見ることができる。
実際に使うことがあるかどうかわからないが、子供が一台しかないテレビでゲームをしていて、やることがないときにタブレットで見るかなという感じだ。

ついでにNHKの話をすると、新しい大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の初回を見た。
昨年の『青天を衝け』は非常におもしろかったが、今回もおもしろかったらいいなと思う。コントみたいだなと思うところがたくさんあった。吉川英治の『新・平家物語』を昨年読んだのだが、すっかり忘れてしまっているのでおさらいできたらいいと思う。

『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』というドラマをずっと見ていたのだがそれが終わって、同じ時間に『恋せぬふたり』が始まった。
『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』は阿佐ヶ谷姉妹という実の姉妹ではないお笑い芸人コンビをモデルにしたドラマで、なかなかおもしろかった。もう、恋愛とか、苦境に苦しめられるとか、そういう山あり谷ありをドラマで見たくなくなっている人がわりと大勢いるのだろうなと思った。
『恋せぬふたり』は、恋愛をしないふたりがどのようになっていくのか興味深い。
見てはいないが『逃げるは恥だが役に立つ』や、佐野史郎が降板するまで見ていた『リコカツ』や、これも見てないが『婚姻届に判を捺しただけですが』など、”ひょんなこと”から同居を始めた男女が結局最後には愛し合うという話がなぜか最近多い。
『恋せぬふたり』にはぜひとも別解を出してほしい。

高橋一生が出ていると見てしまう。
『岸辺露伴は動かない』ももちろん見たのだが期待したほどではなかった。
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志賀直哉『日曜日/蜻蛉 生きものと子どもの小品集』

2022年01月10日 01時09分17秒 | 文学
志賀直哉『日曜日/蜻蛉 生きものと子どもの小品集』(中公文庫)を読んだ。
いつか志賀直哉を読み返そうと思いながらなかなか実行できないでいるが、新しく文庫が出たので読んでみた。
『日曜日』と『蜻蛉』という二つの短編集をあわせたもの、らしい。
有名な「清兵衛とひょうたん」「小僧の神様」「城の崎にて」も収録されているが、ほかは題名も聞いたことのないものだった。私小説的に自分の子どもたちを描いたものも多くあったんだなと思った。動物を家でたくさん飼ってもいる。
初読のものでは「家守」「濠端の住まい」「百舌」が特に印象に残った。こういうもの(日常生活を描きながら少し諦観を感じられるようなもの)が他にもあるなら読んでみたい。
「兎」という作品の中で末の娘が、

「それでもいい。……飼って了えばお父様屹度お殺せになれない。だから、それでもいい」

と云う場面がある。
「お殺せ」。これがあの、太宰治が『如是我聞』で語った小説なのか、と思った。
しかしここは幼い娘が言っているので、言葉遣いがおかしくても奇異な感じはしない。
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ジョシュ・カウフマン『たいていのことは20時間で習得できる』

2022年01月08日 12時27分50秒 | 文学
ジョシュ・カウフマン『たいていのことは20時間で習得できる』(日経BP)を図書館で借りた。
船橋由紀子の本のどこかに出てきて興味を持った。
ヨガ、プログラミング、タッチタイピング、囲碁、ウクレレ、ウインドサーフィンを著者が実際に挑戦する部分は読まなかった。ヨガの部分を読んでいたが、僕にはまったく興味が持てないと思ってやめた。

何かを身に着けようと思ったら1万時間やらなければならないと言われるがそれはプロのレベルになるための話で、ある程度身につけるには20時間で良いという話だった。
新しいスキルを獲得するには、

1 魅力的なプロジェクトを選ぶ
2 一時に一つのスキルにエネルギーを集中する
3 目標とするパフォーマンスレベルを明確にする
4 スキルをサブスキルに分解する
5 重要なツールを手に入れる
6 練習の障害を取り除く
7 練習時間を確保する
8 すぐにフィードバックが返ってくる仕組みをつくる
9 時計のそばで一気に練習する
10 量と速さを重視する


ということだった。
10 量と速さを重視する」の話が特に印象に残った。質を重視しないでどんどんたくさん速くやることが結局は質を向上させるということだった。
英語の勉強に役立つかと思い、読んだ。
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平野啓一郎『マチネの終わりに』

2022年01月08日 00時16分08秒 | 文学
平野啓一郎『マチネの終わりに』(文春文庫)を読んだ。
『ある男』がたいへんおもしろかったので続けて読んでみた。『マチネの終わりに』を先に読んでいたら、『ある男』は読まなかったかもしれない。
平野啓一郎の小説は安心して読んでいられる。変な言葉の間違いなんかもないし、よく考えられていることがわかる。作者をせせら笑うようなこともしないで済む。
その上で、『マチネの終わりに』は『ある男』よりはおもしろくなかった。三谷早苗の扱い方が気になる。こんな人いるかなあ、っていうのと、都合が良すぎないかなあ、という感想がどうしても残る。蒔野と洋子の関係を引き裂き、そして罪を告白して二人の関係を修復する、そういう都合のいい登場人物に思えて、釈然としないところがある。もっと自然な感じでできなかったかなあ。作り物っぽくなってしまっているように思う。最初の出だしで、作者平野啓一郎の実在の知人に起きた出来事のように書き始められているので、もうちょっと嘘臭くなくしていただきたかった。

平野啓一郎がいつか、テレビで話すのを見たのだったか書いているものを読んだのだったか忘れてしまったが、ソナタ形式について語っているときがあって、ソナタというのは最初に出てきたものがどんどん変わっていくのだというような説明をされていて納得した記憶があるのだが、『マチネの終わりに』では記憶が新たに付け加わることによって、最初の記憶が変わっていく、というようなことがモチーフとしてあるのだと思う。

『マチネの終わりに』もおもしろければ、平野啓一郎の作品を遡って読んでいこうかと思っていたが、そこまでではなかったので、『ある男』以降の作品を文庫になるたびに読んでいこうと思う。
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渡邊十絲子『今を生きるための現代詩』

2022年01月06日 23時01分43秒 | 文学
渡邊十絲子『今を生きるための現代詩』(講談社現代新書)を図書館で借りて読んだ。
序章がおもしろかったので期待し、現代詩と和解できるかと思ったのだが、できなかった。決裂。
出てきた詩人の作品のどれも、これから読んでいこうという気にはならなかった。
わざととんがった、人の言わないことを言おうとしているように見えて、いくらそうではないと言われようがそう見えて、私には関係のないもののように思えた。わからないことをわからないままでいるのは嫌です。わからないままであることはたくさんあるので、それを詩に求めなくてもいいかなと思う。何かを理解できるほうがいい。
わかるところから始めていきたい。
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iPhoneバッテリー交換

2022年01月06日 15時49分26秒 | 衣食住
iPhoneを買って丸五年くらいになるのだが(購入時)、このところ電池がどんどん持たなくなってきたので新しいのを買おうかと思った。
が、買うのに一ヶ月くらい待たされるらしいので、バッテリーを交換することにした。
正月に実家に帰ったときに、義兄が甥の携帯電話をバッテリー交換して使っていると聞いていたのでそういう店があるのだろうと思って調べたらやはりあった。
なにか不便を感じているわけではなく、電池が持てばそれでよいので安く済んで良かった。買うと5万から十万円ほどかかるのだが、電池の交換とガラスコーティングで五千円ちょっとだった。
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金子みすゞ『永遠の詩01 金子みすゞ』

2022年01月05日 23時14分49秒 | 文学
金子みすゞの『永遠の詩01 金子みすゞ』(小学館)を読んだ。
解説が矢崎節夫という金子みすゞ記念館館長の方なのだが、この人の思い入れが強すぎるような気がして、あまりおもしろくなかった。
あまり良い解説ではない気がして、ほんとに金子みすゞはかわいそう。だった。

世間の人の評価がどのくらいのものか知らないが、私にとって金子みすゞは相田みつをと並んで流行り物の詩人の代表のようなところがあって、つまりバカにしていたのだけれど、この本の表紙に取り上げられている「さよなら」という詩を読んでみて「これはすごいのではないか」と思った。鳴らされた鐘の音が鐘にさよならと言って別れるなんて、すごい、と。そして他にもこんな詩があるのなら読んでみたいと思った。
結論を言えば「さよなら」のような詩を見つけることはできなかった。付箋を付けたのは、
「さよなら」
「さびしいとき」
「みそはぎ」
だった。
「みそはぎ」というのが川のほとりに育つ植物であることをネットで調べてわかった。確かに「花」と書かれているが、詩だと比喩なのかほんとうに花なのかがわからないときがある。こういう基本的なことを解説に書いておいてくれればいいのだけれど、わりと感傷的なことばかり書いている印象だった。
感動するかどうかは私が決めるので事実だけ書いておいてください、と思った。
詩の解説というのは頃合いが難しいのだろうなと思った。
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茨木のり子『永遠の詩02 茨木のり子』

2022年01月04日 21時52分19秒 | 文学
小説と違って詩集は「読み終えた」という感覚があまりないので、読んだと言っていいのかわからない感じなのだが、記録のために書いておくと年末に茨木のり子の『永遠の詩02 茨木のり子』(小学館)を読んだ。
NHKの『理想本箱』という番組で紹介されていて、茨木のり子は前々から興味があったので読んでみることにした。
いくつか気に入った詩があって付箋を貼ったが、あとから見返してもどこが気に入ったんだかわからないだろうなと思う。
付箋を貼ったのは、
「汲む」
「みずうみ」
「自分の感受性くらい」
「知名」
「倚りかからず」
だった。
流行り歌と一緒でやはり耳にしたことのあるものは心に残る。
このシリーズは一つひとつの詩に解説がついていて、私のような詩の素人には読みやすい。ほんとうは詩に解説はいらないということになるのだろうが、そんな事を言っているうちに詩の読者がいなくなったのではないかと思う。
数もそんなに多くないので「もう飽きたな」と思う前に終わってしまう。
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