金子みすゞの『永遠の詩01 金子みすゞ』(小学館)を読んだ。
解説が矢崎節夫という金子みすゞ記念館館長の方なのだが、この人の思い入れが強すぎるような気がして、あまりおもしろくなかった。
あまり良い解説ではない気がして、ほんとに金子みすゞはかわいそう。だった。
世間の人の評価がどのくらいのものか知らないが、私にとって金子みすゞは相田みつをと並んで流行り物の詩人の代表のようなところがあって、つまりバカにしていたのだけれど、この本の表紙に取り上げられている「さよなら」という詩を読んでみて「これはすごいのではないか」と思った。鳴らされた鐘の音が鐘にさよならと言って別れるなんて、すごい、と。そして他にもこんな詩があるのなら読んでみたいと思った。
結論を言えば「さよなら」のような詩を見つけることはできなかった。付箋を付けたのは、
「さよなら」
「さびしいとき」
「みそはぎ」
だった。
「みそはぎ」というのが川のほとりに育つ植物であることをネットで調べてわかった。確かに「花」と書かれているが、詩だと比喩なのかほんとうに花なのかがわからないときがある。こういう基本的なことを解説に書いておいてくれればいいのだけれど、わりと感傷的なことばかり書いている印象だった。
感動するかどうかは私が決めるので事実だけ書いておいてください、と思った。
詩の解説というのは頃合いが難しいのだろうなと思った。
解説が矢崎節夫という金子みすゞ記念館館長の方なのだが、この人の思い入れが強すぎるような気がして、あまりおもしろくなかった。
あまり良い解説ではない気がして、ほんとに金子みすゞはかわいそう。だった。
世間の人の評価がどのくらいのものか知らないが、私にとって金子みすゞは相田みつをと並んで流行り物の詩人の代表のようなところがあって、つまりバカにしていたのだけれど、この本の表紙に取り上げられている「さよなら」という詩を読んでみて「これはすごいのではないか」と思った。鳴らされた鐘の音が鐘にさよならと言って別れるなんて、すごい、と。そして他にもこんな詩があるのなら読んでみたいと思った。
結論を言えば「さよなら」のような詩を見つけることはできなかった。付箋を付けたのは、
「さよなら」
「さびしいとき」
「みそはぎ」
だった。
「みそはぎ」というのが川のほとりに育つ植物であることをネットで調べてわかった。確かに「花」と書かれているが、詩だと比喩なのかほんとうに花なのかがわからないときがある。こういう基本的なことを解説に書いておいてくれればいいのだけれど、わりと感傷的なことばかり書いている印象だった。
感動するかどうかは私が決めるので事実だけ書いておいてください、と思った。
詩の解説というのは頃合いが難しいのだろうなと思った。