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吉田修一『横道世之介』

2022年01月13日 00時20分42秒 | 文学
吉田修一『横道世之介』(文春文庫)を読んだ。
吉田修一といえば私にとっては『横道世之介』で、かなり前から気になっていた。映画もテレビ放送を録画して、見ようとしたがなんだか見ることができなかった。
いくつか吉田修一の小説を読んで、いい機会なので読んでみることにした。古本屋で百円くらいで売っていたことも大きな要因だ。
映画は最後まで見てなくて吉高由里子の登場前に挫折したのだが、主人公横道世之介の恋人祥子は吉高由里子でぴったりだったのだろうなと思う。読みながら吉高由里子のイメージで読んでいた。
この本は続編もあり、さらにその後新聞連載しているようだが、この一冊を読む限りどのように話を続けているのだろうか、と思う。もう死んじゃったじゃん、と思う。死ぬまでのことを書いているのだろうか。ちょっとすぐには読む気にならない。
『横道世之介』の続きも、さらには吉田修一の小説もしばらくは手に取ることはないだろうなと思っている。
おもしろくないこともなく、退屈もしなかったし読みやすい小説だったが、なんだかお腹いっぱいです、という感じ。
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