使っていたパソコンが修理中で、代わりに使っているパソコンがあまりに遅いのでメモリーを増設する。しかしそんなには早くならない。多少早くなったかな。
ついでに寄り道した図書館で小林秀雄の対談のCDを借りてくる。
「昭和の巨星 肉声の記録 ~文学者編~ 小林秀雄」というタイトルのもの。NHKソフトウェア制作となっている。
中村光夫との対談と、大岡昇平との対談が入っている。
中村光夫の本は読んだことはないし声を聞くのも初めてなのだが、話を聞いていて興味を失う。話し方や声で好感を持ったり持たなかったりするということはあるもんだ。どこがどうということもないのだが、なんとなく弱腰な感じがした。
僕の中で中村光夫は批評を「です・ます」で書いた人、というどこかで得た知識のままでそれ以上の発展もないまま終わってしまうな。
中村光夫との対談は小林秀雄の「近代絵画」が出た後のもののようでその話が中心だった。最初、中村がなんと言っているのか聞き取れなかったが、「『近代絵画』が野間賞をお取りになって」と言っているのだということがやっと分かる。”野間賞”がなかなか聞き取れなかった。
「近代絵画」が野間文芸賞を取ったことも知らなかったのだが、しかし野間文芸賞ってそんなに昔からあるんだな、野間宏ってそんなに偉いんだ、生きているうちから賞を作るなんて大江健三郎みたいだな、と思い調べてみると、違った。
野間文芸賞は野間宏の賞ではなかった。講談社の社長の賞だった。
こういう、調べずにいるままでいても何の害もなく、痛くも痒くも恥ずかしくもない思い込みというものが存在する。誰とも野間文芸賞と野間宏の関係について話したことがないし今後もないであろう。
新潮文庫の「近代絵画」がいつのまにやら絶版になっていることも発見する。昔持っていたが、全集を買おうとしたときに文庫はすべて売ってしまった。
若者の小林秀雄離れは由々しき問題だ。
こういうことは、実にいけませんねぇ。(なんとなく小林秀雄口調)
誰の興味も惹かぬ馬鹿馬鹿しい話を長々と書いてしまった。
ついでに寄り道した図書館で小林秀雄の対談のCDを借りてくる。
「昭和の巨星 肉声の記録 ~文学者編~ 小林秀雄」というタイトルのもの。NHKソフトウェア制作となっている。
中村光夫との対談と、大岡昇平との対談が入っている。
中村光夫の本は読んだことはないし声を聞くのも初めてなのだが、話を聞いていて興味を失う。話し方や声で好感を持ったり持たなかったりするということはあるもんだ。どこがどうということもないのだが、なんとなく弱腰な感じがした。
僕の中で中村光夫は批評を「です・ます」で書いた人、というどこかで得た知識のままでそれ以上の発展もないまま終わってしまうな。
中村光夫との対談は小林秀雄の「近代絵画」が出た後のもののようでその話が中心だった。最初、中村がなんと言っているのか聞き取れなかったが、「『近代絵画』が野間賞をお取りになって」と言っているのだということがやっと分かる。”野間賞”がなかなか聞き取れなかった。
「近代絵画」が野間文芸賞を取ったことも知らなかったのだが、しかし野間文芸賞ってそんなに昔からあるんだな、野間宏ってそんなに偉いんだ、生きているうちから賞を作るなんて大江健三郎みたいだな、と思い調べてみると、違った。
野間文芸賞は野間宏の賞ではなかった。講談社の社長の賞だった。
こういう、調べずにいるままでいても何の害もなく、痛くも痒くも恥ずかしくもない思い込みというものが存在する。誰とも野間文芸賞と野間宏の関係について話したことがないし今後もないであろう。
新潮文庫の「近代絵画」がいつのまにやら絶版になっていることも発見する。昔持っていたが、全集を買おうとしたときに文庫はすべて売ってしまった。
若者の小林秀雄離れは由々しき問題だ。
こういうことは、実にいけませんねぇ。(なんとなく小林秀雄口調)
誰の興味も惹かぬ馬鹿馬鹿しい話を長々と書いてしまった。