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三島由紀夫『宴のあと』

2016年01月08日 23時50分48秒 | 文学
三島由紀夫『宴のあと』(新潮文庫)を読んだ。
日本の選挙がどんなふうに行われていたか(いるか)がよくわかるように書かれている。
三島由紀夫のなかでは、という制限をつける必要もなく、なかなかおもしろかった。
お金持ちの老人が出てくるせいか、読みながら丸谷才一の小説を思い出した。

高校生のころに「宴のあと事件」について習ったが、いったいどんな事件だったかよく思い出せない。プライヴァシーについての裁判なのだが、読んでみてもこの小説のどこに誰のプライヴァシーに触れる部分があるのかよくわからない。つくりものとしか読めない。
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小津安二郎監督『お早よう』

2016年01月08日 00時38分57秒 | 映画
録画していた小津安二郎監督『お早よう』を見た。
僕は子役の演技がどうも嫌い(ついでにオナラも嫌い)で、この映画も子役が中心に描かれるので他の作品ほどおもしろくなかった。
あと、やっぱり佐分利信が出てないとなあ。

むかし一度この映画を見ようと思ってビデオを借りてきて、途中まで見てやめたのも子供の演技に耐えられなかったんだろうと思う。今回は最後まで見て、最後まで見るととくに弟役の子どもを可愛らしく感じた。

いまは小津安二郎の描く、娘の結婚問題のとりこになっているので、久我美子と佐田啓二の恋愛についてもっと深く描いて欲しいと思った。
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