録画していた市川崑監督『犬神家の一族』を見た。
この映画をきちんと見るのは初めてのように思う。ずっと昔に親戚が集まったときに(祖父の葬式ではなかったが)たまたまテレビで放送していて、子供だったので佐清(スケキヨ)がすごく怖かった。そのときは子供なので最後までは見ていない。
見ていると、音楽のせいか『ルパン三世 カリオストロの城』を何度も思った。島田陽子がクラリスに見えてくる。
佐清はやはり怖くて、しゃべる声も怖い。
松子と竹子と梅子が白い顔をして青沼菊乃を裸にして水をかけて背中を打擲するシーンも怖い。
竹子の娘が梅子の息子(佐智)の死んでいるのを発見して青い顔になるのも案外怖い。
人間の顔の色が普段と違うと怖いということを市川崑はよく知っている。
松子の母親が伊丹十三の『タンポポ』でスーパーの商品をつぶしていたお婆さんだったことに驚いた。
『タンポポ』には詐欺師のお爺さんで中村伸郎も出ていて、伊丹十三は過去の役者へのリスペクトがすごいと最近になって思っている。
犬神佐兵衛は三國連太郎なのだが、最初仲代達矢かと思った。
最後まで見てこれはリア王なのかも、と思った。
この映画をきちんと見るのは初めてのように思う。ずっと昔に親戚が集まったときに(祖父の葬式ではなかったが)たまたまテレビで放送していて、子供だったので佐清(スケキヨ)がすごく怖かった。そのときは子供なので最後までは見ていない。
見ていると、音楽のせいか『ルパン三世 カリオストロの城』を何度も思った。島田陽子がクラリスに見えてくる。
佐清はやはり怖くて、しゃべる声も怖い。
松子と竹子と梅子が白い顔をして青沼菊乃を裸にして水をかけて背中を打擲するシーンも怖い。
竹子の娘が梅子の息子(佐智)の死んでいるのを発見して青い顔になるのも案外怖い。
人間の顔の色が普段と違うと怖いということを市川崑はよく知っている。
松子の母親が伊丹十三の『タンポポ』でスーパーの商品をつぶしていたお婆さんだったことに驚いた。
『タンポポ』には詐欺師のお爺さんで中村伸郎も出ていて、伊丹十三は過去の役者へのリスペクトがすごいと最近になって思っている。
犬神佐兵衛は三國連太郎なのだが、最初仲代達矢かと思った。
最後まで見てこれはリア王なのかも、と思った。