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吉田大八監督『桐島、部活やめるってよ』

2016年01月26日 23時09分30秒 | 映画
録画していた吉田大八監督の『桐島、部活やめるってよ』を見た。
この映画は評判がいいので、おもしろいのだろうとずっと期待していた。
たしかにおもしろいのだが、そんなにノレなかった感じだ。自分の年齢が関係あるのかもしれない。
昔、『櫻の園』(中原俊監督)や『花とアリス』(岩井俊二監督)を見たときとはずいぶん変わってしまったのかもしれない。なにも感動しない。
桐島が登場しなかったり同じ場面が別の視点で繰り返されるところなど興味深いのだが、それ以上の、なにかがない。東出昌大の涙にも感動しない。『ジョゼと虎と魚たち』(犬童一心監督)の妻夫木聡の涙には大泣きしたのだが。
ここ十数年で僕はなにかを失ったのだろう。

学校の屋上で神木隆之介がゾンビ映画を撮影していて、学校内でのゾンビ的存在である映画部の連中が本物のゾンビとなって、運動部の連中や格好いい連中を襲うのが神木隆之介に見えるシーンには少し感動した。橋本愛も噛みつかれる。
僕が高校時代に映画を撮影するような青年であったならもっと感動したのだろうなと思った。
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