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☆男の子女の子

2007年02月13日 19時41分24秒 | 文学
そういえば昨日立ち寄った本屋で、嶽本野ばらが女性作家のコーナーに並べられていた。
読んだことないけど、嶽本野ばらって男性じゃなかったかなあ、確か。
ということはこの店では藤野千夜も女性作家なのか。
調べはしなかったがそうなのかもしれない。
もうすでに男性作家・女性作家で本を並べることに無理が生じてきているのかな。
村上春樹の「海辺のカフカ」でも図書館のシーンで、本の並べ方についてフェミニストに責められるシーンがあったし。
僕としては本を選ぶときに作家の性別とか年齢とか顔とか、わりと重要ではあるけれど、本屋も性別を間違っているかもしれないということも考えにおいておかないといけない。
まあ、ふらりと立ち寄って知らない作家の本を買うことはまずないんだけれど。

「薬子の変」で有名な藤原薬子は女性であることをつい最近QEDを読んでいて初めて知った。べつに驚いたわけではなく、「ふーん」という感じだったが。もともと「薬子の変」がどんなに変なのかよく知らないし。
平城天皇をたぶらかした人妻であることは「空海の風景」を読んでいて知った。
ちょっとずつわかってくる。
同じく「空海の風景」で、道鏡が天皇になろうとした人物であることも知った。
日本の歴史で天皇になろうとしたのは平将門と黒澤明だけかと思っていたが、道鏡もそうだったんだな。
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☆歴史もの読書計画

2007年02月13日 00時49分56秒 | 文学
最近は歴史ものの味付けがちょっとでもされていないと小説を読む気がしない。
我ながらひどいことになってきたと思う。半年前とはえらい違いだ。
しかし歴史もので困るのは話が長いこと。ちょっと読んでみようと思っても上下巻だったり、上中下だったり、ひどいのは全十巻だったりする。
いま司馬遼太郎の「空海の風景」を読んでいるが、これも上下巻。
このあと、「『空海の風景』を旅する」という本を読むつもり。これは幸い一冊で終わり。
ちょっと気になっているのは鯨統一郎の「いろは歌に暗号」という本で空海が登場するようだ。しかしこの「いろは歌に暗号」はその前に「とんち探偵一休さん」という本があるみたいだし。
なかなか一冊では終わってくれない。
何かを読むためには、その前に何かを読まなければならない。
鯨統一郎はたいしたことないだろうから読まなくていいかな、とも思う。

空海でいえば、夢枕獏の「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」は全四巻だけど、読んどかないと怒られるだろうな(誰に?)と思う。
夢枕獏の朝日新聞の小説はいまだに毎朝読んでます。あんまり面白くないけど。
その関連で言うと西行にも興味はあって、あれとかあれとかあれとか読みたいなと思っている。

この歴史小説読みまくりのゴールは、荒俣宏の「帝都物語」であると自分のなかで勝手に決めてます。あれを読んだら終わり。
そのあとはプルーストと小林秀雄の日々になります。
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