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☆三浦佑之「口語訳 古事記 神代篇」感想

2007年02月01日 01時08分42秒 | 文学
口語訳 古事記―神代篇高田崇史のQEDシリーズを読んでいると毎回のように「古事記」からのネタがあり、ちょっと読んでみようと思って、三浦佑之訳・注釈の「口語訳 古事記 神代篇」(文春文庫)を読んだ。
語り部が語るという設定でなかなか読みやすかった。
人物がたくさん出てきてよくわからないところも多々あったが、大筋はつかめたと思う。「神代篇」では神武(カムヤマトイハレビコ)までの話が語られる。
「稲羽のシロウサギ」の話も出てきた。

この間、会社で「ドラゴンボール」の話をしているのを聞いていて、僕自身はレッドリボン軍あたり以降を読んでもいないしアニメも見ていないのであまり知らないのだが、みんなよく知っているなあとなかば呆れ、感心した。
そして彼ら「ドラゴンボール」世代のひとびとにとっては、ナメック星人やスーパーサイヤ人について語ることはすなわち、昔の人がスサノヲやオホクニヌシの神話を語っているのと同じなんだろうなあと思った。
同様のことを最近「ガンダム」にも感じる。
神話というものがなんで存在するんだかは判らないが、いつの時代でも求められているものではあるんだろう。

そういえば、ナミヘイとフネからサザエ、カツヲ、ワカメの三柱(みはしら)が生まれたんだ。イソノというのはワタツミ(海の神)だろうな。などと馬鹿な「サザエさん」神話を考えてしまう。
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