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☆高橋克彦、夏目漱石、乃木希典

2007年02月07日 00時31分03秒 | 文学
全六冊の高橋克彦の小説「竜の柩」(講談社文庫)を図書館で借りて読み始めてはみたものの、一冊目でちょっと挫折。おもしろくなくはないが、全六冊も読むほどのものなのだろうかという疑問にかられている。
トマス・ハリスの「ハンニバル」をちょっと思い出した。
僕の個人的な見解としてはトマス・ハリスの「ハンニバル」などは六冊も続けて読むほどのものではないと思っている。
しかし折角だから「竜の柩」の最初の二冊くらいは読んでおこうかなあ。
どうしよう。
もうちょっとしたら面白くなるかなあ。
そういう迷いを感じさせないうちに一冊さらっと終わってしまう高田崇史のQEDシリーズは偉大だといまさら思う。これからは出来るだけQEDシリーズの悪口は言わないようにしよう。
そういえばQEDで読んでないのはあと三冊だと思っていたら「QED 河童伝説」が発売されたのであと四冊になった。河童伝説と言っても芥川龍之介の話ではないだろうな。「少年H」の伝説でもないと思う。たぶん。

「竜の柩」がどうかなあと思ったので、ちょっとずつ読んでいる夏目漱石の短編集「倫敦塔・幻影の盾」を読んでいた。
こっちもどうかなあとは思うが、「琴のそら音」という短編(だけ)はすごく面白かった。風邪をひいた新妻のことがどんどん心配になってくる夫の話でなかなか良かった。幽霊の話でもあるし。漱石のほかの小説をまたまた読みたくなった。
いまは「趣味の遺伝」を読んでいる。満州から凱旋した乃木希典の黒い顔をぴょんぴょん飛び跳ねて人垣から覗くところまで読んだ。夏目漱石と乃木希典といえば「こころ」を思い出すが、こんな話も書いていたんだなと思った。いつか読む予定の司馬遼太郎の「坂の上の雲」も夏目漱石が登場するらしい。たのしみだ。

読みにくい短編はとばして読んでいる。
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