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センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

放散痛の危険性!

2017-10-30 00:00:30 | 感覚
放散痛(ほうさんつう、radiating pain)とは、関連痛のうち、病気の原因部位とまったくかけ離れた部位に現れる痛みのこと。例えば、内臓疾患によって腰痛や肩の痛みが出たり、心筋梗塞など心臓の病気により、肩や背中、歯などに痛みが現れることがある。
放散痛とは皆様ご存知でしょうか?放散痛とは字のごとく、外に痛みが流れ出すという事で、体内の神経が異常を起こしている場合、その器官の神経と関連する神経が、体内器官だけでなくそれに連なって、痛みが外へ放散される事なのです。
例えば腰部脊柱管狭窄症のように、腰の局所に神経圧迫があった場合、臀部から足のつま先まで痛みが広がる様に痛みが出るのが放散痛です。
放散痛とは関連痛のように、脳がご認識を加えているのでは決してありません。しかし考え方が2分されています。

放散痛の場合は頚椎が原因で痛みやしびれが、腕に広がる場合に放散痛といいます。放散痛は神経そのものが痛く、関連痛のように脳がご認識して、内臓以外の肩などに痛みが出るものではありません。
放散痛はその原因となる器官の痛みに加え、それが放散される形で、神経から遠く離れた痛みが放散されるものです。神経根の圧迫が軽い場合は、腕や手先に痛みやしびれを感じ、末梢神経に沿って起こす神経痛のことを放散痛といいます。
心臓が原因なら、心臓で起きた狭心症や心筋梗塞の刺激が、左肩、左手、腹部、顎や歯などの周囲に分散されて、痛むのを放散痛といわれる方もいます。放散痛は一般的に末梢神経の障害により起こります。神経の病変を探すことが、放散痛の原因を突き止める事になります。
末梢神経障害の圧迫に伴って、ビリビリと痛みが広がるという症状があります。丹念な心理学的所見が重要になったり、またMRIなどで、神経根の圧迫などを探すことが重要になります。

この放散痛を感じるのは、実際の痛みと違う場所での痛みを脳が勘違いすることで起きる症状です。中でも内臓や臓器の痛みを感じることは胃痛などを除くと中々気付きません。
ましてや心筋梗塞などで胸が苦しくなることは危険な状態ですので、手遅れになる前に、脳は内臓、臓器の痛みをシグナルとして、肩こりや背中の痛み、謎の偏頭痛や普通の痛みと違う!見極めが難しいものですが、神経質なほど、気をつけて感じれば『普通の痛み』でないことが分かります。
つまり、察知する能力を養うことで分かります。

もし、急に肩こりがあり、マッサージや整体を施術しても改善しない場合は、放散痛の疑いがあります。万が一、放散痛ではないかと感じたら、外科ではなく、内科に相談され、検査を受けられたら病の原因が分かれば、治療によって悪化を予防できるのです。
ですから、放散痛は痛み、病のシグナルだと理解され、早目の病院での治療を受けて欲しいと思います。放散痛を感じることは病が重症にならないように予防出来るということを私から提唱致します。
五感プロデュース研究所、荒木行彦、
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