センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

若年性(65歳未満)のアルツハイマー病にご注意を!!

2012-08-03 00:00:40 | 人の脳
※アルツハイマー、ドイツのアロイス・アルツハイマーが1907年に最初に症状例報告を行ったことから名が名付けられた。
●症状
症状は、徐々に進行する認知障害(記憶障害、見当識障害、学習の障害、注意の障害、空間認知機能、問題解決能力の障害など)であり、社会的に適応できなくなる。重度になると摂食や着替え、意思疎通などもできなくなり最終的には寝たきりになる。
階段状に進行する(すなわち、ある時点を境にはっきりと症状が悪化する)脳血管性痴呆と異なり、徐々に進行する点が特徴的。症状経過の途中で、被害妄想や幻覚(とくに幻視)が出現する場合もある。暴言・暴力・徘徊・不潔行為などの問題行動(いわゆる周辺症状)が見られることもあり、介護の上で大きな困難を伴う。
●病期分類
アルツハイマー病の病気の進行は大きく3段階に分かれる。根本的治療法の無い疾患なので下記のように慢性進行性の経過をとる。
第1期
記銘力低下で始まり、学習障害、失見当識、感情の動揺が認められるが、人格は保たれ、ニコニコしており愛想はよい
第2期
記憶、記銘力の障害に加えて高次機能障害が目立つ時期で、病理学的な異常が前頭葉に顕著なことを反映して視空間失認や地誌的見当識障害が見られる。この時期には、このような症状を反映して外出すると家に帰れなくなることが多い。更に周囲に無頓着となったり徘徊や夜間せん妄もみとめられる。特に初老期発症例では、感覚失語、構成失行、観念失行、観念運動失行、着衣失行などの高次機能障害も稀ではない。
第3期
前頭葉症状、小刻み歩行や前傾姿勢などの運動障害もみられ、最終的には失外套症候群に至る。
失外套症候群(しつがいがいとうしょうこうぐん):大脳皮質の機能障害によって大脳皮質機能が失われた状態。眼は動かすが、無動・無言の状態。睡眠と覚醒の調節は保たれる。

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