センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

脳の進化論、五感の退化論!

2009-05-12 00:00:01 | 感覚、五感
今回、私がブログで紹介するのは、私が勝手に仮説を立て「脳の進化論」「五感の退化論」と題して大胆な発想から紹介致します。
私たちの先祖はサルから枝分かれした人類は、20万年前には二種だけになり、私たちの直接の先祖(ホモサピエンス)は、現代人とほぼ同じ脳の大きさを持ち合わせ1350gと巨大化したのです。
但し、現代人とほぼ同様と言っても、発達となると普通のコンピュータとスーパーコンピュータの違いがある。現代人は言語能力、計算、創造性など思考能力に優れ、20万年前の人類より遙かに優れている。
だが、ヒトの五感となるとどうだろうか? 20万年前の人類の方が私たち現代人より五感は優れており、発達していたと予想されるのです。
それは、現代人は脳の巨大化と発達の影には、便利な道具に依存する傾向やハイテク技術の開発、発明などによって我々ヒトの五感が使われる機会も希薄になり、鍛練される必要性がないからである。
20万年前の人類(ホモサピエンス)は、男性は狩りに出掛け、獲物を狩るよりも動物の死骸を漁ることが多かった人類は、天敵も多く、常に身の危険を感じていたのである。そのため、周りを見渡す視覚に優れ。天敵の生物が近寄る雰囲気、足音にも敏感で聴覚にも優れていたと予想されるのです。
女性も子供を産み育てる役割があり、男性が持ち帰った獲物が食べられるか、調理できるか嗅覚と味覚で確認しなければならなかった。だから女性は嗅覚と味覚に優れている。
脳も男性は狩りに出掛けて広い草原で自分の居場所が確認できないと塒に戻れないので「空間認知」に優れている。
女性は塒を守る必要があり、子供を育てるためには、隣同士仲良く助け合いないと子供は育たなかったので「言語能力」、ヒトとのコミュニケーションが発達し、優れているのです。ですから女性の人達はおやしゃべりなのです。
また、20万年前の人類には極限の選択が求められたのです。生きた獲物と遭遇したときに天敵である獲物と「闘うか逃げるかである」。
例えば、巨大なマンモス像なら一人や二人では立ち向かえないので、何十人かで戦略を考えながら攻めたと予想される。
但し、一人や二人が巨大な生き物、当時の人類はサーベルタイガーなどの獲物にされることが多かった。現に化石の中から鋭い牙で噛みつかれた頭骨も発見されているように、常に危険にさらされていたのです。
私たちヒトの五感は自己に迫る危機から回避するために脳の発達ともにヒトの五感も発達していったのです。
ヒトの五感は危険から身を守るための手段でもあり、すべでも有ったのです。
ところが、現在のように身に迫る危機が緊迫感もなければ、ハイテクな道具、技術の開発により、益々便利で快適に成ってきました。
これらの環境が逆に私たちヒトの五感を退化させたのです。
自己に迫る危機を自己の五感で感じてきた20万年の人類と違い現代人は五感を使用する機会も希薄であり、刺激も希薄です。
これらから五感刺激が脳に送られず、脳が発達し、巨大化したため、「現代人は感覚異変にも繋がっており、危険回避能力も低下してきているのです」。
時には、五感の衰え、退化から自己に迫る危険を回避できずに命を落とす現代人も増加しております。
これらを私は十数年前から指摘し、五感教育研究所を設立して「現代人の五感が危ない」と警鐘を鳴らしながら提唱して参りました。やっとではあるがヒトの五感の重要性を多くの方々が理解し始め、危険回避能力や潜在的能力の引き出しにヒトの五感が重要であることも理解し始めております。
また、私共も注目され始めました。
このように私たちヒトの脳と五感は深い関わり合いがあり、バランスによってヒトの脳と感覚は未来に向けて今後とも発達し、巨大化して行くことでしょう。
但し、脳と五感はこのままでは反比例の方向に向かっていることを私は提言致します。
ここにヒトの脳の進化論、五感の退化論の重要性があるのです。

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