センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

※グリア細胞、

2014-03-27 00:00:40 | 人の脳
人の細胞は、脳を形成している細胞は「神経細胞」「グリア細胞」の二つグリア細胞は、神経細胞の10倍にも及ぶ。
グリアは「膠」(にわか)といわれ、接着剤という意味で、それぞれの神経細胞に寄り添うように存在している。
グリア細胞には(アストログリア、オリゴデントログリア、ミクロ愚リア)の3種類があり、神経細胞に栄養分を送ったり、損傷した神経細胞を修復したりする働きがある。
つまり、脳細胞のメンテナンスの役割を担っているのです。

3種類のグリア細胞の働きを説明すると。
※アストログリア→血管壁から栄養分を吸収し、神経細胞に与え、不要物質や有害物質を血液脳関門で防ぐ。
※オリゴデントログリア→髄鞘を形成し、絶縁体として、細胞間の情報伝達をスムーズにする。
※ミクログリア→死んだ神経細胞や細菌などの異物を取り込み、脳内の免疫防御の役割を果たす。
このようにグリア細胞は脳の健康を保つ重要な役割を担っているのです。興味深いことに、このグリア細胞は、加齢と共に増えて行く特徴があるのです。
逆に脳の神経細胞は20歳を過ぎた頃から毎日10万という数のニューロンが死滅して行きますが、脳を鍛錬すれば「可塑性」という別のルートで脳細胞が活性化させるのです。まさしく、これらの働きをしているのがグリア細胞なのです。

例えば、ミクログリア細胞は、ニューロンの修復を助ける生地用因子を出す。腫疫細胞や細菌を神経細胞(ニューロン)を食べ、脳内をきれいに掃除する役割も担っている。とても賢い細胞なのです。
人の脳細胞は、毎日10万という数の脳細胞(ニューロン)が死滅して行きますが、このグリア細胞は、加齢と共に増加する有りがたい脳細胞です。
人の脳細胞は100億に対して、このグリア細胞は1000億になります。人の脳細胞のメンテナンスを担っている重要な細胞なのです。
若い頃よりも、加齢と共に発達する脳細胞がこのグリア細胞と言えるのです。また、若い頃と違って、様々な体験的な記憶をしているので、加齢と共に脳は衰えるとは言い切れないのです。
このように人の脳は「鍛錬しないと錆びるということです」。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦
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