センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

東京「トンボ王国(青梅)」!

2023-10-26 00:00:30 | 生物

喜多さんと仲間の研究者の調査では、過去に一度でも記録された東京のトンボは108種類(絶滅したものも含む)。鹿児島県の120種類に次いで2番目に多いという。全国平均は94種類。日本全体では204種類が確認されている。

東京の変化に富んだ地形が多様性を育んでいる。東西に長く、西に2000メートル級の山、東には海抜ゼロメートル地帯。都の東部にはかつてヨシ原や湿地もあり、武蔵野は井の頭池など湧水源がある。

珍種もいる。「八王子やあきる野、青梅などで見られるムカシトンボは、生きた化石といわれる。体はヤンマの仲間に似ているけど、羽はカワトンボに似ている。世界で同じ科のトンボは4種類だけ。東京の誇り」と喜多さん。汽水域をすみかとするヒヌマイトトンボも多摩川河口で見ることが出来る。

1936年に現在の葛飾区水元付近で見つかったオオモノサシトンボは唯一、学名の種小名に「TOKYO」の名が付いた。だが2004年以降は確認されておらず、残念ながら最近、名前が変更された。

TOKYOの名が付いていたオオモノサシトンボ=「東京都のトンボ」から転載

「飛ぶ美しさに魅了されて」中学生の頃からトンボの写真を撮ってきた喜多さん。19年まで12年間、トンボ学会の役員を務めていた。今年7月、出身地の東京に絞り、生きた姿を中心に108種類全て掲載した「東京都のトンボ」(いかだ社)を出版。大手製薬会社を退職した2年前から準備して来た。

書籍は、都内の自治体別に確認できる種類の一覧表を載せた。これまで最も多様な種類が確認されたのは八王子市の72種類。意外にも2位は杉並区と練馬区の65種類。それぞれ、善福寺池と三宝寺池があり、水辺に恵まれている。

区市町村別、確認されたトンボの種類、2000年以降!

八王子(68種) 2、あきる野(62種) 3、青梅(61種) 4、町田(58種) 5、日野(53種)となります。

 

ところが2000年以降に限ってみると様相が変わる。杉並と練馬が後退。トップの八王子は同じだが、2位はあきる野市、3位は青梅市に。「都区部に比べて生息しやすい豊かな自然が比較的よく残されている」と喜多さんは推察する。確認記録は出版社ウェブで更新していくという。

「都心部も、ある程度の種類は見られ、中には回復した種類もいる。でも以前に比べれば多様性は後退した。様々なトンボを見られる環境は人にとっても言いはずで、トンボをきっかけに考えてみて欲しい」。東京新聞より、抜粋引用。

今年の6月に青梅に引っ越して来た理由は「生き物たちを撮影する」ことが一番で、知り合いも居るので引っ越して来たものです。

動物好きの私には、何年も前から千葉から片道2時間以上かけて撮影に来ていました。

その頃は、主に野鳥ばかりを撮影していましたが、引っ越してからは自転車で10分程度で目的地に到着できることから毎日のように通い詰めています。

毎日のように撮影に出掛けても、毎回、違った種類や生き物たちと遭遇するのが楽しみになりました。

昆虫に至っては何種いるのか把握できないほどです。見たことがない虫たちばかりです。

トンボもそうです。千葉では見られないトンボを引っ越してから三か月で20種類以上を見ました。オニヤンマと思っていたら、似てはいましたがオニヤンマでないことに驚きました。

先日は絶滅危惧種に指定されている「ミヤマアカネトンボ」のオスとメスを撮影出来ました。本当に美しいトンボです。ところが、残念なことに何時もトンボが多く集まる場所は「太陽の広場の池」なのですが、水がある池には、鯉と亀が多く居るので、こうした珍しいトンボが産卵して、ヤゴに成長したら全て食べられてしまいます。

そこで、私から市役所の職員、教育課や森林課などの公園担当の方に「絶滅危惧種の保護」からも水の無い池に、水を入れて「池を再生」して欲しいと願い出ました。

そうしたら、太陽の広場を5年計画で整備し、子供たちの憩いの場として提供して呉れることになりました。取り急ぎは、二つある人工池の工事が年内に始まります。

完成すれば、来年の夏までには間に合うと思うので、絶命危惧種のトンボの羽化が見られるかもしれません。

池は、大小二つあるのですから、鯉や亀を大きな池に移して、小さな池には、水草などを入れて綺麗になれば、ミヤマアカネやオオルリボシヤンマなどのトンボが産卵して、ヤゴから羽化すれば「繁殖地」として全国的にも有名になります。

私が2000年に「愛護法」を制定依頼してから「生き物たちの保護や愛護」に努めて来ました。今回は「青梅のトンボ」を護りたいとの想いがあります。

こうした、私の想いが通じたのか?不思議なことに私の廻りを20匹ほどのトンボが飛び回ったり、時には、帽子や手に止まったトンボもいました。

センスプロデュース研究所、葛西行彦

 

 

 

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