センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

生き物たちの感情について!

2023-10-27 00:00:30 | 生物
生き物たちの感情について!
現在では、動物に感情があるということは科学的に証明されていますが、嘗ては「動物に感情はない」というように否定されていました。
17世紀、フランスの哲学者である「ルネ・デカルト」は、「動物は身体的にも感情的にも感じることがない」と断言したそうです。
そこから長年に渡って動物に感情がないという説が通説になりますが、近年、おこなわれた研究によれば、この説は逆だということがはっきりしています。
人の感情と言えば「喜怒哀楽」に代表されるように、喜んだり、怒ったり、悲しんだり、楽しんだりと言った「感覚」を「感情」と呼んでいます。
では、動物たちには感情があるのでしょうか?勿論、感情はあります。
人も動物も「感情は脳の働き」から湧き上がる感覚です。
私は長年、野生動物を観察だけではなく、写真撮影したり、洞察して「種の生態」など観察して来ました。
最早、私の「感覚研究の課題」でもあります。
例えば、カラスなどは皆さんには、嫌われる鳥でが、黒い姿に、鳴き声も「カァー・カァー」と大きな鳴き声で五月蠅いほどです。
そんな、カラスですが、カラスにも喜怒哀楽があります。それは、人の様に顔の表情や言葉遣いなど事細かな表現ではありませんが、カラスが喜ぶときには「羽をバタバタと動かして、カァーと甲高い声で鳴きます。また、怒っている時は、縄張り争いなどで荒そう時などは、一際甲高く、短く「カァカァ」と鳴きます。
時には、仲間の一羽のカラスが天敵に襲われたり、縄張り争いの犠牲になった。仲間のカラスを一羽のカラスが、亡くなったカラスの羽を口で咥えて、持ち上げて(大丈夫かと)と心配し、確認します。亡くなったことを確認した一羽のカラスが、頭を上下に振って「カァ~カァと低い声で鳴いて、仲間に知らせ」ていました。その後、何羽かのカラスが死んだ仲間のカラスのところに集まり、それは、まるで「葬儀」をしているように見えました。
 
私は、仲間のカラスが低い声と、ゆつくりな鳴き方で「悲しんでいる」と分かりました。
こうしたことから「カラスは葬儀をする」と提唱しております。
カラス(ハシブトカラス)ですが、カラスの悲しみの感情があることが証明されたことになります。その一部始終を撮影しました。きっとカラス研究を専門にしている人でも、カラスが葬儀をするなんて思わないでしょう!!
論文を書けば間違いなく、話題になりますが、私はカラスの研究の専門家ではないので論文までは書きませんが、間違いなく、カラスには「悲しいと言う感情」があります。
また、楽しむ(遊び)もカラスはすることが知られています。
以前に、アルミの滑り台の上に一羽のハシブトカラスが居ました。何か餌でも探しているのかと思っていたら、カラスが何と滑り台を滑って降りました。
そうしたら、上に飛んで、もう一度滑りました。滑り終わると、羽をバタバタと羽ばたいていたので「楽しんでいる」と分かりました。
身近なところでは、ペットの犬や猫では、感情がはっきりしています。「喜びと怒り」が明確に分かります。
犬が喜んでいる時には、尻尾を振って嬉しいと言う感情を表します。逆に怒っている時(怯え)て居る時には、尻尾を丸めて、歯を剥き出しにして「ウーという唸り声で怒りを露にします」。
猫は、鳴き声が変わるので分かります。仕草などが微妙な違いで分かるほどですが、では、悲しいとか楽しいとかの感情に関しては、ペットなので野生動物と違い、明確ではありません。悲しいからと「クンクンと鳴いて、飼い主を心配」したりするのが、悲しい感情に近いかも知れません。遊びなどで楽しむ感情は、犬は飼い主と一緒に遊ぶことで楽しむことに近い(喜び)を感じています。
私が今年の6月から青梅に引っ越して来て、引っ越してから2週間目に青梅の森の中で親子のニホンカモシカに出逢いました。勿論、撮影出来ました。
そのカモシカの子供が大きく成長して、9月上旬に出逢った。若いカモシカでした。
8月中は親子に逢いたいと思っても逢えませんでした。それもそのはずです。
 
9月上旬に出逢った若いカモシカが、子供だったのが一ヶ月で親離れして(独り立ち)したものです。
子供の頃から見守っているカモシカなので、私だと直ぐに分かってくれて、私の近くまで寄って呉れるようになりました。
10月の中旬ごろには、私がカモシカを探さなくても、カモシカが私を見つけては、藪の中から走って来たりするようになりました。
先日は、坂の藪から勢いよく走って来て、私とぶつかるのではないかと思うほどでしたが、そこは野生のカモシカです。近くまで寄って来て止まりました。
そうしたら、突然、なだらかな所で、左右に走り回り、はしゃいでいました。
それは、私に逢えた「喜びを表現」しているように思えました。
まるで犬が飼い主と久しぶりに出逢ったような感じです。
最初に親子のカモシカに出逢った時には、親のカモシカが警戒したように、鼻を膨らませ「フィシュ」と鳴きました。始めてカモシカの鳴き声を聴いて感動したのですが、それは、親が子供を護るための警戒鳴きでした。つまり、近寄ってくるなと親が怒っている感情だと分かりました。
よく、昔からカモシカは「バカシカ」と呼ばれていました。それは、人が近寄っても逃げないから直ぐに捕まるからと言うことで馬鹿シカと呼ばれていたのですが、実は、そうではなく、カモシカは近い距離は良く見えていません。ましてや昼間の明るい時は「視野が極端に狭くなるから見えないのです」。
だから、人が近くに寄って来ても良く見えていないからです。逆に遠くからだと見えているので、よく、私の方を振り向いたり見たりしています。
こうして、生き物たちには「ちゃんと感情」があります。野生の生き物たちと接していると、時に野鳥も感情があることが分かります。皆さんには、中々分かりづらく感じられないかも知れませんが、私のように生き物たちと「アニマルコミュニケーション」が出来る人は、感情が直ぐに分かります。だから仲良くなれるのです。
センスプロデュース研究所、葛西行彦
 
 
 
 
この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東京「トンボ王国(青梅)」! | トップ | 無条件の愛のスピリチャルな... »
最新の画像もっと見る

生物」カテゴリの最新記事