センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

臭いのイメージ

2009-11-19 00:00:15 | 感覚、五感
言葉や見た目に騙される。
意識しないと感じないし、意識していても消えてしまう。香りとはいった何なのだろう。
香りの正体は、化学物質の集合だ。バラの香りも、数百種類という化学物質が混ざって醸し出されているという。生物は、この臭い物質を鼻の奥にある嗅細胞で感知。
臭いの情報は「嗅球」と呼ばれる脳の一部に伝えられねここで「地図」のように生理される。さらに脳の奥にある中枢に伝わって「好き」「嫌い」などを判断している。人もマウスも魚も仕組みは同じだ。
例えば、サケが生まれた川の支流に戻って散乱を行う時、行き先を判断する一つの決め手が「臭い」。幼い頃に馴染んだ臭いの元に戻っていくことが、実験でも確かめられている。
臭いと行動の関係を研究する理化学研究所脳科学総合研究センターの吉原良浩シニアチームリーダーは「嗅覚は非常に原始的な感覚」と指摘する。臭いの場合、臭いの信号が意識的な判断を介さずに、直接行動に結びついていることが分かってきたという。では、臭いを嗅いだ後、人間はどうそれを「意識」と「記憶」しているか。実は、そのメカニズムは分かっていない。
筑波大学人間総合科学研究科の綾部早穂准教授(認知心理学)は「鼻で覚えていられるのは10分ももたない」と話す。人間は、普段から慣れ親しんでいるものでも、臭いだけでそれが何かを確認に当てることは出来ない。そのくせに、言葉や視覚的な情報に非常に左右されやすい。
例えば、目隠しをして干しブドウの香りをかがせる。甘酸っぱく、すえたような臭いを干しブドウと分かる人は滅多にいないという。逆に汗をかいたTシャツの臭いを同じように嗅がせ「干しブドウですよ」というと、多くの人が納得してしまう。
「人はこれら○○の臭い」と頭で覚えているのではないでしょうか。臭いは何時も「何かの付属品なのです」。と綾部さんは指摘する。実際、調香師や香道の熟練者は、臭いと言葉を一対にして頭にたたき込む。何度も訓練して臭いに対になる表現のデータベースを自分の中に作ることで「○○の香り」と認識できるようになるのだという。
何かと関連づけてしか覚えられない香り。その性質を逆に理容すれば「心地よくなれる香り」を作ることもできるという。
リラックスしたり、大切な人と過ごしたり、とっておきのシチュエーションに香りを嗅ぐことに、何時でも「ワクワク」した気分になれるかも知れない。
誰もが幸せな気分になれる。そんな医療の香りはありません。そこに、その人の思い出があることが大事なのです。文鈴木彩子、10/24、朝日新聞より引用。
私のブログでも嗅覚刺激によって、女性ホルモンの乱れを改善するのにアロマオイルの活用や更年期障害の症状緩和に嗅覚刺激療法を推進している。
特に女性は男性と違って嗅覚に優れ、嗅覚が敏感である。それだけに、心地よい香りで癒されるのである。
人の嗅覚は、本能的感覚と言われ、直接「大脳辺緑系」に伝わり、危険な臭いか、心地よいのかなどを判断する。
しかし、現代人は幼い頃から「無臭」「脱臭」傾向からこれら嗅覚の鍛錬不足であり、鈍感化している。つまり、人の嗅覚認知能力が低下しているのである。現在、私は朝日新聞大阪の女性記者から、無臭、脱臭、無音、無菌など、五感ビジネス、嗅覚ビジネスなど、長期取材を受けている。
記事は特集として年明けに朝日新聞関西版に取材記事が載ります。関西地区の方はご愛読頂ければ幸いです。
私は、これらから「現代人の五感か危ない」と指摘し、嗅覚の鍛錬不足から危危険臭の識別能力低下から、ガス漏れなどの臭いが分からないなど「危険回避能力」も欠如している。
これらから、私は「無臭」「脱臭」「無音」「無菌」はけっして人の感覚には良いという訳ではありません。
今後、私はテレビ、雑誌、新聞などマスコミを通し、皆様にヒトの五感の重要性を説いて参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦
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