センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

脳梗塞、30歳~40歳代に増加傾向!

2007-04-04 00:01:17 | 感覚
現在、約110万に脳梗塞患者などの脳疾患者が居られます。
これらの数値は横ばい状態である。高齢者の病と思われているが、逆に30歳代から40歳代に増加しているのである。
先日も大相撲の栃東関が30歳で頭痛がすると言って休場し、世間を驚かした。
検査(MRI)の結果、脳梗塞と診断されたのである。
これは肥満体型の人達だけの問題でも無いのです。
現在のようなストレス社会、食生活などの欧米化なども原因である。
やはり、ストレスから暴飲暴食、加工食品やお酒にタバコなど、高血圧症、糖尿病などの原因も危険因子である。
関取のように現役の時から体重や身体の維持のためにエネルギーを多く摂取しなければならない。
但し、その摂取量がオーバーすると危険なのである。例えば、母親や父親が脳梗塞や脳出血などの脳卒中に疾患した家族が身近に居れば、遺伝的要因が考えられるのである。つまり、不摂生を続けていると脳梗塞などに疾患するので有る。最近も、西城秀樹さんや歌手の桜井さんなど有名な歌手なども30歳代から40歳代に掛けて疾患しているのである。
決して他人事ではない。数は少ないが10歳代から20歳代に掛けても以前より、脳梗塞などの低年齢化も怪訝されている。
子供の頃から睡眠不足、カロリーの多い(塩分の多い)食事内容、運動不足に加え、ストレスの蓄積、30歳代から40歳代は働き盛りで、1ヶ月に100時間を超える残業なども危険と言える。
脳梗塞の前兆は「めまい」回転生めまいでは無く、目の前がチラチラするなど。「箸を落としたり」「呂律が回らない」「物忘れが激しい」人によっては視野が狭くなったり、転んだりする。
栃東関のように突如の頭痛などで有る。
やはり、普段から定期的な検診が重要である。現在はMRIなどの検査も会社などの健康保険や国保を活用すると脳ドックの単独なら5万円前後で済む施設も有ります。
例えば、「ラクナ梗塞」隠れ梗塞とも言われ、小さな梗塞が見つかることもある。
このラクナ梗塞は医師の技量(画像解読)によっては見逃される事があるが、大きな陰として写る場合は、脳梗塞が疑われる。
今回、紹介している有名人の方々の脳梗塞に疾患した人達は皆男性ですが、実は男性より、女性に多い脳疾患なのである。
女性の脳梗塞に多い症状は「ゲルトマン症候群」という聞き慣れない言葉であるが、側頭葉のあたりが梗塞すると左右を間違えたり、同じ言葉を何度も繰り返したり、文字が上手く書けなかったりする症状が現れる。
つまり、物忘れが多くなるのだ。だから健忘症と勘違いされることもある。
また、女性に多い脳疾患は「脳動脈瘤」である。成人の4%~6%が持つ、男性より女性の方が圧倒的に多いのである。
特に心配なのが、脳動脈瘤でも「未破裂脳動脈瘤」である。血管に瘤が出来、破れるとクモ膜出血や脳出血を起こす可能性が高く成るのである。
また、「クレブ」という、脳動脈瘤の瘤にもう一つの小さな瘤が出来る状態がとても危険なのである。
普段から血圧も高く、総コレステロール値も高い、中性脂肪も高いなどの数値が異常に高い人は注意が必要である。
これらの症状も実は、高齢者の方々より若い方々に急増しているのである。
これらの原因は、生活習慣の欧米化、食事内容の変化、ストレス社会、運動不足、脳の偏った使い方などの様々な因子が考えられている。
現在の日本のように飽食の生活を続けていると病気の変化も顕著に表れるのである。現に、生活習慣の欧米化によって、今まで、肺ガンなどガン死亡者が多かったのだが、現在は胃ガンや大腸ガンなどの死亡者が急増しているのである。
脳卒中も脳梗塞が増加傾向に成る。30年前ほどは圧倒的にクモ膜出血や脳出血が多かったのである。
私の田舎(青森県)などでは人口比の死亡率ナンバーワンが脳卒中だったのです。
私の田舎では「あたる」と表現されるように突然バットで頭を殴られたような頭部の痛みを感じて意識を無くすのである。
これらがあたると表現され、恐れられていたのである。
私の子供の頃、祖父や祖母と食事をすると、味の濃いみそ汁とお新香を沢山食べ、私の祖父はご飯にお醤油をかけて食べるほどだった。
だから、脳出血で倒れ、数日で死亡してしまったのである。
現在は、県や市の指導も有り、塩分控えめの食事に変わり、大分改善されているが、依然として、北海道や東北地方では多い病気である。
これらはやはり、冬の寒さとも関係している。一年中暖かな沖縄地方では脳梗塞や脳卒中に疾患することは本当に少ないのである。
それだけ、寒い地方は脳の血管などに過酷な環境なのである。
特に、脳卒中で倒れられる人は東北地方などでは寒い冬場が多く、トイレや風呂場などで倒れることが多いのである。
夏場も暑い日なども注意が必要である。
脳梗塞や脳出血などの脳疾患は例え、延命しても後遺症が残り、リハビリが上手くいっても、後遺症の強弱は個人差も有るが、高齢者になると後遺症も重くなる傾向が有ります。
言葉の不自由さ、手足の麻痺、歩行なども一人では出来ないこともある。
皆様も、普段から自分が疾患しそうな病気を予測することが重要に成ります。
例えば、遺伝的に疾患はしそうな病気を予想することです。
私の母親や祖父のように親族がクモ膜出血で倒れたとすれば、不摂生を続けていれば、家族と同年齢時に疾患する可能性が高くなるのです。
それどころか、早まる可能性も有るのです。
家族の病歴、身体検査の結果などと照らし合わせ、専門医や病院で相談され、予防するように心がけることである。
まずは、自分の身体の状態を知る。家族の病歴と照られあわせ、予防する。
生活習慣を見直さなければ成らないのであれば、すぐに見直し、改善することである。
これらの予防策が、医療費の削減、自己の健康状態の維持、家族への心配の低減などに繋がるのである。そんなに重い病気ではないが病気が気になるこれらの考え方を「未病」「大衆衛生」という考え方ですが、この考え方が私は重要であると提言しております。
皆様も、これらの考え方を取り入れ、自己の健康、家族の健康の維持のご参考にされることを望みます。
私共は、今後ともこれらの未病、大衆衛生などの医療を推進して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

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