「奥多摩むかし道」は、奥多摩駅から奥多摩湖へ通づるトレッキングコースで、旧青梅街道を辿る歴史的な道です。
かつて江戸と甲州を結ぶために整備されたこの道は、気軽に歩けるトレッキングコースとして人々に愛されています。その当時の面影が今も残り、歴史と自然を満喫できる場所となっています。
この道には興味深いスポットが点在しています。奥多摩むかし道の魅力的な場所の一部です。
弁慶の腕抜き岩: 高さ約3メートルの岩で、伝説的な武士・弁慶が抜いたとされています。
白髭神社、都の天然記念物指定の大岩を持つ神社で、歴史的な面影を感じることが出来ます。
耳神様: 病の快気を願った地蔵尊で、奥多摩の昔の信仰を偲ばせます。
また、二ヶ所の吊り橋から見る渓谷の美しさも魅力の一つです。峠や橋のたもとには江戸時代の道祖神や馬頭観音なども残っており、歴史と自然を同時に楽しめる素晴らしい場所です。ぜひ訪れてみて下さい。
奥多摩むかし道は、奥多摩駅から奥多摩湖までの遊歩道です。9.6kmの道沿いをトレッキングするコースです。
昨年に、私は奥多摩湖からの帰りに奥多摩駅まで戻ろうとしましたが、約10kmの道程なので途中数キロのところでバスに乗って帰宅しました。
奥多摩むかし道は、片側には多摩川の上流と反対側には森林があります。そこからは、夏鳥の鳴き声が聴こえます。
本日、久しぶりに奥多摩むかし道を訪れたのは、夏鳥の観察と撮影です。
オオルリやキビタキは勿論のこと、コサメビタキ、センダイムシクイなどの夏鳥も確認できます。奥多摩では、昨年の夏に多摩川沿いの岩場にオオルリが繁殖していました。
こうしたことから、奥多摩駅に比較的近い場所で繁殖しています。他にも、ツバメの巣は奥多摩駅無いに数個のツバメの巣が確認できます。
私が先月、奥多摩湖の帰りに奥多摩駅構内のツバメの巣には雛は生まれていませんでしたが、本日は小さなツバメの雛が確認できました。
今回は、奥多摩駅から奥多摩湖までは行かずに、数キロのむかし道を歩きながら野鳥を探して撮影して来ました。探して30分もしないうちに森林部からオオルリやキビタキの鳴き声がしていました。
今時期は、メスに求愛鳴きしているので、オオルリなどは木の高いところに止まって囀っています。
何故、高いところで囀るかと言うと、遠くにいるかも知れない「メス」に対して、求愛鳴きしているものです。
そして、メスに出逢えたら、岩場を探してその場所に(巣作り)を初めのが早ければ、5月下旬ころから6月初旬の頃になります。
本日は、奥多摩むかし道の入り口から.1.3kmほどの杉の木に「コサメビタキ」が営巣していました。撮影も出来ました。そこから500mぐらい下ったら、キビタキの地鳴きでしたが、杉の木の枝に止まっていたところを撮影しました。
崖の上の方からオオルリが囀っていたので、下りてくるのを待ちました。キビタキが止まっている木の辺りに、オオルリも止まることを分かっている私は、キビタキが何処かに行ったので、オオルリが下りてくるまで周りにある花を撮影していたら、オオルリが降りて来て囀りました。驚いたのは、杉の木の皮を細く切って咥えていました。どうやら、繁殖の巣作りに入ったようです。電線に止まったり、木の枝に止まったりしていたので、私は追いかけたりしません。幸い、カメラマンは私一人でしたから、近くまで来るのを待っていたら、離れてはいましたが目の前の枝に止まったので撮影が出来ました。綺麗なブルーの羽色が鮮やかでした。