センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

蚊に好かれる人!?

2021-10-08 00:00:30 | 体質

蚊に好かれる人の特徴とは?

同じように蚊の多いところにいても、自分にばかり蚊が寄ってくる、もしくは、特定の人だけ、他の人と比べてやたらと蚊に噛まれている。という経験をされたことがある方は多いのではないでしょうか。蚊にも、どうやら好みがあるようです。今回は、蚊が人をどうやって見つけて、人のどのような性質により惹かれるのかについてのお話です。

 

蚊が吸血対象を見つけるまで!

蚊は、吸血対象に接近するために、1. 二酸化炭素、2. 生物から発生する揮発成分、3. 体から出る熱の3つを感知するようです。

まず、一番遠くまで届くサインが二酸化炭素のようです。蚊は、二酸化炭素の僅かな濃度差を検知し、無風状態で10m先から人の存在を察知できるようです。二酸化炭素の濃度が高い方向へと蚊は移動していきます。

その次に、対象生物が発する揮発成分つまり、匂いを感知します。乳酸や、2-メチルフェノール、オクタノールなど動物の体から出る複数の揮発成分に蚊を誘引する効果があります。吸血対象生物が、人であるのか、別の動物であるのかを識別するのには、その揮発成分の複合体として感じる匂いを使っているようです。一般的に良い匂いとされる香水も、決して単体では良い匂いとは言えない揮発成分も含む、様々な揮発成分の混合です。私達は、その混合されたものを一つの香水の匂いと感じるように、蚊もある配合で混合された揮発成分の匂いを人の匂いと捉えるということです。つまり、二酸化炭素に誘引されてやってきても、ここで対象生物の匂いを感知しなかった場合、吸血を諦めることがあるということです。

 

二酸化炭素、揮発成分の濃度が高い方に従って、対象生物の数十センチ以内にやって来た蚊は、対象生物の体温を感知して、高い方に移動をします。人の体温によって周りの空気が暖められる限界の距離は、40cmほどのようです。つまり、40cmくらいの地点から、蚊は熱によって誘引されうるということです。蚊は、人の体温くらいから、40度あたりまでは反応するようですが、それ以上になるとまた反応しなくなるようです。ちゃんと、温度が高すぎるものは、生物ではないと判断するようです。つまりバーベキューや焚き火が発した熱を感知して、遠いところから誘引されてきた蚊は、そのまま火に近づき続けるのではなく、その周辺にいる37℃前後の人間をちゃんと標的にしてしまうということです。ちなみに、最近猛暑が続いていますが、外気温が37度を越えてしまうと、人の発する温度と外気の温度が同じ、もしくは外気の方が高くなってしまい、熱によって吸血対象を見つけることはできなくなってしまうようです。

ちなみに吸血対象種は、世代を越えて受け継がれるようです。ヒトスジシマカは、人以外にも、イヌ、ネコ、ウシ、ネズミ、ニワトリ、鳥類、ヘビ、カメ、カエル、カタツムリ、カイコの体液を吸うことができるようです。しかし、その地域に、どの吸血対象種が多いのかによって、その蚊の集団の嗜好性は変化します。人が多く暮らしている所では、人の血を吸う遺伝形質をもったものばかりが繁栄するため、ほとんどの蚊が人の血を吸う蚊となります。一方、森林などあまり人のいないところでは、野生動物を対象にする蚊の集団が増えるようです。つまり同種であっても、こっちの蚊はよく人の血を吸うが、あっちの蚊はあまり吸わないということが起こるということです。

血液型と吸われやすさ

蚊の刺されやすさは、血液型によって異なるという話を聞かれたことがあるかもしれません。この話は本当なのでしょうか。

 

日本人の研究者が、64人の人を対象にヒトスジシマカが腕の血を吸う頻度を調査した結果、O型がA型よりも2倍噛まれやすいという結果になったようです。O型の人が噛まれやすい原因は、血液型に左右される体表面の分泌液にあるのではないかという仮説を立て、研究が行われたのですが、分泌液と蚊の選好性には顕著な関係は見られなかったようです。結局、O型の人が蚊に好かれる理由については未だに不明なようです。海外の研究では、蚊のO型選好性の傾向が支持される研究もあれば、支持されない研究もあるようです。研究例が少ない上、研究対象になった蚊の種類も研究によって異なるため、一般に蚊がO型の人に対して選好性を有しているのかを明らかにするためには、更なる研究が必要です。少なくとも、日本のヒトスジシマカについて、O型の人が吸われやすいというのは根も葉もない噂という訳ではなさそうです。BIOME、ホームページより、抜粋引用。

 

私が夏場、森林の中で野鳥撮影することが多いのですが、その時に悩まされるのが「蚊に刺されやすい」ということです。特に池が近くになる公園などで、蒸し暑く、汗をかいていると直ぐに「やぶ蚊」に刺されます。本日、10月2日も小さな池がある公園で、野鳥を探していたら手の甲を8か所もやぶ蚊に刺されて痒くなりました。

良く、蚊に刺されやすい人と、刺されにくい人の差などをネット検索すれば詳しく解説しています。但し、私自身は、本来血液型や体系からすると刺されにくい人の中に入るのに、゛実際には、刺されやすい人になります。洋服も紺色と濃い色と汗をかきますが、玉汗にはならない、揮発性の汗なので「二酸化炭素」を人一倍、発生していることに関係しているようです。それに加えて、私の特殊な体質「第4チャクラ(ハートチャクラ)」が熱く感じるので体温も高い方です。こうしたことから「血液型よりも、その人の二酸化炭素量」が一番に関係しているようです。

センスプロデュース研究所、葛西行彦


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