センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

サマーハイ現象!

2015-08-15 00:00:30 | 人の脳
よく皆さんはマラソンハイと言う現象をご存知だろうか?
私も学生時代にハーフマラソンで体験しました。
20kmの距離を当時は1時間30分以内で走れましたから、10kmを超えたあたりから、急にお腹が痛くなり、リタイアするかしないかの葛藤を耐えて我慢して走っていたら、今度はお腹の痛みも治まり、何か気分よくなり、まさしくハイな気分で足取りも軽くなり、そして20kmを走り切りました。

当時はマラソンハイなんてことを知りませんでしたから不思議でした。
これらの現象を起こすのは、人の脳の働きです。
人の脳は普段では、70~80%ぐらい使われています。
良く20%ぐらいしか使われていないは都市伝説のようなものです。
最近の脳科学では、7割以上は普段から使われていると言われています。
言葉を話したり、身体を動かしたり、仕事をしたりと私たちは普段から脳を使っています。
ですから、人の脳の消費エネルギーは1日500カロリーとも言われています。
現に脳内血管の細い血管が一本でも詰まったら破裂したら脳卒中や脳梗塞を起こし、半身不随などの後遺症が残ります。

また、人だと脳は普段では、7割ぐらい使われていますが、残り3割りは使われていないのは、人の脳力が常に100%使われると筋肉や骨が破壊され、命に関わるから、普段では脳が勝手に力や脳力をセーブしています。これらは生命維持のためです。
但し、生命の危機的状態に遭遇したり、体験すると人の脳「潜在的脳力」を発揮し、脳力を100%引き出すと、自分が怪我して痛いはずなのに、大切な人を助けたり出来るのです。
これが「火事場の馬鹿力」です。
まず、火事場の馬鹿力のような状態になると人の脳は興奮状態になり、この時に脳内には「アドレナリン」が分泌され、興奮状態になります。
また、痛みや苦痛などを感じた時には「ベーターエンドルフィン」が分泌され、このエンドルフィンは麻薬の6倍もの鎮痛作用がありますから、一時的に痛みや苦痛を感じなくなるので怪我をしていても救出出来るものです。

これらに、似た状態がマラソンなどの苦痛を伴う運動を我慢し、耐えた時に脳内にベーターエンドルフィンが分泌された状態が「マラソンハイ」の正体です。
最近、私も毎週、二回のママさんバレーボールのコーチをしていて、暑さを我慢して練習していたら、途中から暑さが気分よくなり、ハイな気分になり選手たちが荒木コーチ凄いと驚き、歳を感じさせない動きが出来ました。
だから、私は幾ら暑くても暑いと口に出さない、汗をかいたら、タオルで汗を拭き、水分補給して、食事もしっかり摂る。そうすると皆さんが暑いとき、私は暑さが快感になる、皆さんからするとおかしいと思われますが、私のように日々、脳力を鍛錬しているから私が成せる業でもあります。だから、暑さ、寒さはあまり気になりません。余話、気持ちの持ち方、精神の力なのです。
皆さんも、脳と精神を鍛錬され、暑い夏を楽しむぐらいの感覚でいると暑い夏も苦になりません。
五感プロデュース研究所、荒木行彦


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