野菜の不作は日照不足だからかな

2011-06-15 00:00:23 | 市民A
先日、キウリを1本収穫しただけなのだが、キウリは適当に、ひん曲がりながら成長している。ちょっと吊るしてみた。ただ、プランター植えなので、いずれ栄養不足になるだろう。



トマトは、ボチボチと今5つの実をつけている。まだ緑である。倒れないように気を付けている。自然主義。

そして、ゴーヤが、さっぱりだ。最初に植えた緑ゴーヤは、伸びることなく、そのまま立ち枯れ。白ゴーヤを買ってきて、少し伸び出したところで成長が止まる。地面をつるが這いはじめたため、ちょっと矯正してみるも、あきらかに一週間前の写真からは、大きく後退。



枯れた緑ゴーヤの後釜を買いにいったのだが、1本だけ売れ残っていた葉が二枚しかついていない苗を買ってきた。こちらは元気がいい。前にも書いたけど、朝、温室から運んできて園芸店の店先に並べるため、夕方になってもまだ元気がある苗が将来性がある。もっとも全部売り切れたらノーチャンス。

思えば、5月は後半になって、かなり天気が悪かった。ソーラーパネルの発電量も4月の方が5月より多い。通常だと5月の発電量は一年で最も多い月らしいのにだ。

そこで、思うのが、「不作」である。元々東北三県の収穫は期待できない上、天候不順。夏の天気次第では、秋から食料不足が起きるのではないだろうか。

実は、日本の歴史を振り返ると、この天変が政治に与える影響は、幾度となく起こっている。たとえば貞観時代は地震や噴火が繰り返し発生。その結果、菅原道真が追放され、藤原家の時代となる。さらに1108年の浅間山の大噴火で東日本全体が火山灰に覆われ、金持ちが荒廃した地面を安値で買い集めたことから荘園制度が始まる。

また、1498年に遠州灘で発生したM8.2~M8.4の地震は太平洋岸が津波に洗われ、浜名湖が海とつながる。京都室町の幕府による東国への影響が薄れ、戦国時代が始まる。江戸末期には、繰り返し飢饉が発生し、一部で、米問屋が焼き打ちされ、世情が不安になっていく。

となると、「ゴーヤが不作だ!」と些少なことを考えているような場合ではないのかもしれない。総理辞任はこれからはじまる巨大厄介群の第一歩なのかもしれない。

新しい標識?

2011-06-14 00:00:25 | 市民A
最近、よく通る道に、新しい道路標示が登場した。

歩道のない道の両サイドの少し内側に白線が引かれ、その外側が緑色に着色された。



今まで、見たことがない。見たことがないからといって、無視していると、捕まって反則金を取られ、さらに免許証の色が変わって自動車保険の料率が上がるのが、官民一体化した日本の道路交通ビジネスだ。

1年半ほど前にもらった交通教則本でさがしてみるも、該当なし。案外、もっとずっと前、昭和の頃からの表示なのだろうか。

勝手に推定すると、道が細い場所なので、「疑似歩道」というエリアを設定したのではないだろうか。あるいは自転車優先道路。それだとすると、そこにタイヤを乗せると、「歩道に乗り上げて走行した」という重罪を課せられるかもしれないわけだ。

といっても、最近起きた「ゴルフ少年の無免許運転」ほどの罪じゃないと思うので、許してもらえるのだろうか。

*ところで、ゴルフ少年は、「無免許運転」を自分から公表した結果、事情聴取を受けたのだろうか。あるいは自分から出頭(つまり自首)したのだろうか。もし後者だとすると、「無免許運転で自首した初めての人間」ということになるのではないだろうか。

*それと、この画像、運転中に撮影したのではなく、線の上に止めた車両を写しただけなので、念のため。

歴史小説家に転進した方がいいかも

2011-06-13 00:00:45 | 書評
最近、「江戸の事件かわら版(柳田森英著)を読む。



サブタイトルは、犯罪・騒動・スキャンダルとなっている。「フライデー」みたいだ。

そして、結構知らなかったエピソードがいくつも紹介されている。特に犯罪関係に強い。

が、桜田門外で井伊直弼襲撃に使われたピストルが自らが開始した米国からの輸入品だった、というくだりでは、もう少し調べてみると、水戸藩によるコピーによる国産品。全部ウソだったような感じだ。

さらに、八百屋お七が小塚原で火炙りにされた、と記されているが、では国道一号線沿いにある鈴が森の刑場跡に残っている記念碑は何なのだろうとか、疑いが多い。

歴史家を名乗るより、歴史小説家になった方がいいのではないだろうか。

ルオーと風景

2011-06-12 00:00:48 | 美術館・博物館・工芸品
パナソニック汐留ミュージアムで開催中の「ルオーと風景」展。旧松下電工が収集していたルオー作品を中心とした美術館で開かれている。結構、勤務先の近くにあるので、昼休みとか何度か行っているうちに、なんとなくルオーのことがわかってきた。



よく知られているような太い輪郭の肖像画を描いたのはルオーの40代後半の頃。それより若い時期は、フランス各地を転々と移動し、フランスの風景をキャンバスに描いていた。ただ、趣味的な問題もあり、テーマは、「秋」とか「たそがれ」とか「夕暮れ」というのが多い。「秋の終わり」とか「夕暮れ」と自ら命名したりしている。



日本でも、「秋の夕暮れ」というお題の短歌がいくつかあるが、だいたい法師とか世捨て人とかそういう人が詠んだ。ルオーもかなり厭世的だったのだろうか。確かにおカネに困っていた時期もあるようだが、それでもネアカな人はいる。

そして、年齢が進んでいくと、絵の中に、太陽のようなものが現れてくる。夕暮れでも太陽だ。



そして、1930年代、ルオーが60歳になるころから、絵画の題材を「聖書」に求めることになる。何か、心境の変化があったと考えるよりも、彼の内面の不安が宗教への救いに向かったのかもしれない。日本の現代でも、年を取ると仏像巡りとかお遍路さんとか考えるのは人生の終わりを意識してのことだろう。(もっとも愛人疑惑を起こしたりお遍路さんを行ったりして総理大臣になったあげく、ペテン師呼ばわりされた人物もいたが)

そして、自ら晩年と思いこんで描き始めた宗教画は、本人の健康に支えられ、膨大な量に上り、90近くまでその路線を続けることになったわけである。

ところで、冒頭にあるように、ルオーにはまりそうな気配もあるのだが、美術館の売店には大量のテーマ別の画集とか揃えてあるわけだ。もちろん一冊づつは結構高額。そのうちまとめ買いをしそうで、ちょっとこわい。というか自宅に置いておく場所もないので、勤務先の地下倉庫に段ボールに詰めて保管とか。「おおた用、危険!開けるな!」とか・・既に、いくつかの箱が並んでいるのだけど・・

ソフト将棋と対戦するというのは、

2011-06-11 00:00:26 | しょうぎ
最近、ネット将棋サイト「将棋倶楽部24」に「ponanza」というソフトが登場し、たちまち史上最高のレーティングを叩きだしたと思ったら、負けが込みはじめたと思ったらさっさと消えていったそうだ。

確か、倶楽部24は、ソフト指し禁止で、ソフト指しは永久追放ということになっていたのに変だな、と思って、1年ぶりにのぞいてみると、ソフト指し禁止ルールは撤廃されていた。永久追放だった男が、トップに立つというのは、かなり理念に欠ける話のような気がする。

以前、ネット将棋で30秒将棋で指していたら、いかなる指し手でも29秒ずつ考える相手がいて、ソフトっぽい感じがした。あるいは、人間だったら、「そこまで相手をじらしてまで、勝ちたいか」とがっかりしてしまう。時間を犠牲にしてまで勝ちたいと思う人種は、ニート族と団塊族と相場が決まっているのだが、作戦的にみっともない。もちろん、「みっともない」はソフトを相手にしては通じない論理だ。

でも、将棋って人間同士のいかにも人間的な戦いなのだから、ソフトに勝ってもそんなに嬉しくもないし、負けても悔しくもない。ちょうど、マッサージチェアに座るのと、人間にマッサージしてもらう差なのだろうと思うわけで、羽田空港出発ロビーのあちこちにあるマッサージチェアは5分100円つまり10分200円だが、普通のマッサージは10分1000円が相場だ。5倍の満足度。(普通じゃないマッサージの相場は、よく知らないが、その2倍くらいかな)

将棋ソフトとの対戦でも、要するに人間と対戦する場合の5分の1程度の満足度しか得られないということだろう。

ところで、ネット将棋につないだついでに、一局指してみたのだが、一手に29秒ずつ使うほどの時間はないので、すべて5秒で指すことにする。序盤のミスにつけこんで、あっという間に粉砕してしまったのだが、投了前の相手からチャットが届いた。

「ソフト指し、キモイぞ!」って。


さて、5月25日出題作の解答。



▲2三飛成 △同玉 ▲2二飛成 △同玉 ▲2四香 △2三飛(途中図1) ▲3四桂 △1二玉 ▲2一角 △同飛 ▲2二桂成 △同飛 ▲同香 △同玉 ▲2一飛(途中図2) △同玉 ▲3二銀
△2二玉 ▲2三銀まで19手にて。

動く将棋盤はこちら

今週の問題は、題して「成り桂のある風景」。



普通じゃあり得ない配置だよね。というより見たことないというか、詰将棋の仲間はずれ。

なんとなく、成り駒に凝り始めていて、玉型の成香と成桂の焦点に捨てゴマを打って、どちらかでしかとれないような図でもできないかなとか熟考中。今度の問題は、そんな高尚なのじゃなく、失格級問題。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数と酷評いただければ、正誤判断。

無謀運転のこと2題

2011-06-10 00:00:06 | 市民A
その一、英会話もマスターズ出場も、アウディのためだった未成年者「I」
石川遼の無免許運転が話題になっている。アメリカで取得した国際免許証が日本では無効なのにかかわらず、フジサンケイクラシックの副賞のアウディを操り、先月末まで国内試合に出場していたそうだ。

各種報道によれば、主に、マスターズへの出場準備といって、早め(2月6日)に米国に渡り、ネバダ州で国際免許を取得、4月12日に帰国したそうだ。2ヶ月と6日。3ヶ月滞在していれば有効というルールも妙だが、もともと国際免許で済ませる人は、忙しい人であるわけだから、免許取得を目的として、3ヶ月も海外にいるわけはない、という常識の元に平成14年に制度が改正されたのだろう。

案外、高校在学中も、出席日数が不足していても卒業の特典が受けられたのではないだろうか。思えば、「思い上がり選手」というのも世には腐るほどいるのだから、今後の行動は、ちょっと楽しみだ。その前に、無免許運転で逮捕されると、懲役一年以下または罰金30万円以下とのこと。アウディの売却資金の中から罰金を払い、残りは寄付金になるのだろうか。



その二、裁判で明らかになった無謀運転も危険運転とはならず
弊ブログでも2009年6月3日「本当に危険だった若葉マーク車」で書いた看護士3名死亡の交差点事故のこと。現在、高裁まで進む。若葉マークの当時少年の運転する車が、深夜の交差点で赤信号で止まった車をかわして交差点内に侵入したところ、右折車に衝突。その反動で歩道で信号待ちしていた残業帰りの看護士たちの中に突入し、3名が死亡した事件。



危険運転致死傷罪が成立するかどうか、という裁判だが、赤信号であることがわかっていて、交差点に進入したのか、赤信号という認識を本人が持たずに交差点内に進入したのか、結局、この部分を本人が黙秘したため、成立しないということになっている。法律の穴であるわけだ。

さらに、少年は、当時、右足にけがを負っていて、当夜は左足でアクセル操作を行っていたことが明らかになる。

どちらの少年も、何かを甘く見ているのだろう。そういえば、ゴルフ少年の方も、コメントは父親がしゃべっているそうで、本人は黙して語らず中らしい。

幕末の密輸品

2011-06-09 00:00:22 | 歴史
先日、神奈川運上所(今の横浜税関)のエントリの中で、元々、日米修好通商条約(1858年)で規定された、と書いたが、その時に既に禁輸の品があった。

条約に付帯する章程というのがある。日本國亞米利加合衆國修好通商條約并貿易章程。その第二則の末尾の部分に記されている。

阿片の輸入嚴禁たり然るに密賣し又其事を謀る輩ハ阿片一斤毎に十五トルラルの過料を日本役所に納むへし


ところが、禁止物品がこれだけだから、かなり甘い。それに、阿片攻撃で中国王朝が滅ぼされたことを考えれば、罰金刑とは大甘だ。実害がなかったからいいようなものだ。

最近、読んでいた某歴史本に、桜田門外の変で、井伊直弼は駕籠の中で、輸入されたコルトで撃たれて動けなくなり、そのまま引き摺り出されて首を上げられたので、拳銃の輸入も禁止しておけばよかったと書かれていて、そんな面白い話があるのだろうかと調べていたら、大ウソだった。

実際に、井伊直弼が狙撃されたのは、コルトではなく、コルト1851(1851年モデル)という名作の模造品。1854年に二度目の来日をしたペリーが、数丁を幕府に献上した中に本物があった。なぜか、そのうちの一丁が徳川斉昭を通じて水戸藩に流れる。それを摸してこっそりと大量生産していたらしい。もし、斉昭が銃マニアだったら、逆に秘蔵して、毎日分解掃除でも楽しんでいたかもしれないが、色々と企みがあったのだろう。その中の一丁が桜田門外に登場したわけだ。さらに、その時使用されたという一品が関西のコレクターから数年前公開されている。

ついでに、もう一丁の幕末史に登場するピストル。1866年に起きた寺田屋遭難。京都寺田屋といえば、1862年に起きた寺田屋事件(薩摩藩内の内部抗争による殺し合い)の方が有名だが、その4年後の1866年、坂本龍馬が幕府方に襲撃されるが、ピストル乱射で辛うじて逃げ切る。もし、ここで討たれていれば歴史は変わったかもしれないと言う気は全然ない。龍馬の仲介で薩長連合が同意にいたったのは、その前日である。

その時使ったピストルは高杉晋作が上海から持ち帰ったもの。龍馬のことだから、「ワッシに渡しなはれ!」とか言って強引に手に入れたのだろう。密輸どころでなく、入出国管理令違反。関税法違反、銃刀法違反、・・。スミス&ウェッソン。

その後、翌年には、いろは丸事件を起こし1867年の暮に近江屋事件で暗殺される。今度は発射することができなかった。どうも、龍馬が歩くところ、事件が起こり続けたわけだ。

民主党にも類似の事件男が数人いるのだが、彼らには歴史観がゼロということは間違いないだろう。

今年の食用第一号はキウリだった

2011-06-08 00:00:25 | 市民A
最近、弊ブログのアクセス数が急に増えているのはなぜか、と調べてみると、「ゴーヤ」だった。昨年、さんざん成長記録を書いていたのが、今時読まれているようだ。(誰かがどこかで紹介しているのかもしれないが)



実は、今年はあまり好調ではない。白と緑のゴーヤの苗を一つずつ購入し、昨年とは異なる場所に植えてみたのだが、緑はドライアップ。白ゴーヤの方も弱っちい。

思うに、あてこんだ業者が温室で大量栽培し、外気が寒いのに種苗店などで売りまくっていて、実際に土に植えると寒さでやられてしまうのかもしれない。

あるいは、新品種が次々に開発されていて、新品種の特徴である「育てにくい」という欠陥が現れてきているのかもしれない。巧く育てられないとブログ頼りって人が多いのだろうか。まあ、犬や猫と違うので、ダメでも迷惑はかけない。

本当に苗は飛ぶように売れていて、枯れた緑ゴーヤの代わりを買おうとしたら、元気のない苗が1本売れ残っていたので、それを買う。

ゴーヤカーテンで室内の温度が1~2度下がると言われるが、実は最大の問題は、ネット。苗が売り切れるのだからネットも売り切れるだろう。ネットがなければ、どうにもこうにもなんともならないだろう。

それと、あくまでも暑くなってからゴーヤは伸びるのだから、暑くなってしまってからゴーヤカーテンが完成するので、暑くならないようにカーテンに期待するのは、大きな過ちであるといえる。



ところで、プランターに植えたキウリが今年の収穫第一号となった。



さらにトマトが大きくなりつつある。とりあえず、枝を切らずに放任主義にしてある。あくまでもシロートだから。

何の日?

2011-06-07 00:00:47 | 市民A
昨日のことだが、突然、部屋の中にゴキブリがあらわれた。

手近なところにあった新聞紙をまるめて一撃すると、命中。動かなくなる。それではとつまんで捨てようとすると、突然逃げ出す。死んだふり作戦だ。すかさずもう一撃を加えしとめる。

思わず出た言葉が、「カンナオト」だ。


さて、2011年6月7日。この日は何の日だろう。

そう、菅直人内閣の365日目なのだ。総理の経験則的任期切れ期間である。それにしても、見事に1年ずつ、総理大臣が変わるものである。ギネス記録は間違いない。

もともと団塊世代の人が多いため、次々と交代しないと、首相になれない人がでてくるわけだ。「一定のメドがついたら、若い世代に譲りたい」というのは、団塊世代の引退を意味する言葉であったとするなら、その点だけは評価できるとしたものだろうか。


そして、自ら引退宣言を取り消したウソつきが、「ペテン師!」と怒っても何も進まないだろうと思っていたら、今度は大連立。大連立なんてうまくいくはずないだろうと思ってしまう。どうやって新総理を選ぶつもりなのだろうか。少数政党はどうなるのだろう。シズカちゃんとかミズホちゃんとか。

毎度一年で引きずりおろすのが外国から見て格好悪いので、先に任期を決めておこう、ということなのだろうか。ここはやはり、藤川ゆり市議に登場していただくしかないだろうが、八戸港の復興委員長として大忙しで、国会議員なんてやっていられないということらしい。


ところで、歴代の総理大臣の任期を調べてみた。1000日以上職にとどまった首相は14人である。

1位  桂太郎    2886日
2位  佐藤栄作  2798日
3位  伊藤博文  2720日
4位  吉田茂    2616日
5位  小泉純一郎 1980日
6位  中曽根康弘 1806日
7位  池田隼人  1575日
8位  西園寺公望 1400日
9位  岸 信介   1241日
10位 山縣有朋  1210日
11位 原 敬   1133日
12位 大隈重信  1040日
13位 近衛文麿  1035日
14位 東条英機  1009日

もっとも、うち二人は、まだ存命なので、もう一度議員バッジを取り戻せば、記録を伸ばすことは理論的には可能だが・・

第二の人生もツーアウト。

2011-06-06 00:00:56 | スポーツ
プロ野球ソフトバンクの元選手Iのニュースが次々と登場。(もちろんIは成人なので、堂々と本名で記事になっているが、本人の更生を期待、というか逆恨みをおそれて、以降「I」としておく。

元ソフトバンク選手逮捕 知人女性の財布盗んだ疑い
2011.2.28 21:35
 
知人女性の財布を盗んだとして、兵庫県警洲本署は28日、窃盗容疑でプロ野球福岡ソフトバンクホークス元選手の無職、I容疑者22)を逮捕した。同署によると、容疑を認めているという。

逮捕容疑は昨年4月29日午後3時ごろ、兵庫県洲本市海岸通の場外舟券売り場「ミニボートピア洲本」で、知人女性のバッグから現金4万円入りの財布を盗んだとされる。防犯カメラの解析で、I容疑者が浮上した。

I容疑者は近江高校(滋賀県彦根市)出身で、平成18年のドラフトで3位指名されホークスに入団。翌年、戦力外通告を受けて退団した。


もう一つ、

元ソフトバンク選手、原発30キロ圏の電線窃盗容疑で逮捕
2011.3.31 21:12

福島第1原発から30キロ圏内の屋内退避地域で被災した電柱の電線を盗んだとして、福島県警南相馬署が窃盗容疑で住所不定、福岡ソフトバンクホークスの元選手、I容疑者(22)ら3人を現行犯逮捕していたことが31日、分かった。同署によると、3人は「金ほしさのためにやった」と容疑を認めているという。

I容疑者は平成18年、高校生ドラフトの3巡目で指名され、近江高校(滋賀県)からソフトバンクに入団。07年に戦力外通告を受け退団している。

3人の逮捕容疑は、30日午後3時40分ごろ、南相馬市原町区で、被災した電柱から地面に垂れ下がった電線約10メートル(時価9330円相当)を盗んだ疑い。

現場は屋内退避を指示されている地域。通行人の男性が110番通報し、駆け付けた署員が取り押さえた。


inaその他資料をまとめると、近江高校時代、74本塁打を放ち、甲子園にも出場している。2006年ドラフト3位でソフトバンクに入団するも、右肩故障で、その翌年、自由契約となる。つまり、1シーズンでクビになる。そして、独立リーグの徳島インディゴソックスに加入するも数年で退団している。

そして、2010年4月に兵庫県の場外舟券売り場で知人女性の財布を盗んだことが、今年判明し、2月28日に逮捕される。容疑を認めたため、翌3月1日に釈放されている。が、その一ヶ月後に原発被災地に登場して、垂れ下がっている電線を盗んだところを逮捕される。

2回表2アウトといったところだが、本当はゲームセットなのかもしれない。

どうも入団した時の契約金が5000万円(年棒は600万円)。この5000万円をすべてギャンブルにつぎ込んで失ったようだ。思えば、球団が5000万円払った選手をすぐに解雇するのも不自然。ギャンブル好きを見かねたのだろうか。

横浜税関資料展示室は密輸博物館だった

2011-06-05 00:00:21 | 美術館・博物館・工芸品
横浜税関の1階、向かって右横に横浜税関資料展示室がある。

過去、2回ほどのぞいたことがあるが、3回目。実は、行くたびに展示替えが行われている。資料展示室といっても、文書類があるわけじゃない。一応、入ってすぐのところに、横浜税関の歴史コーナーがあるのだが、そこから先は、各種密輸行為についての解説や展示品(つまり押収品)が並ぶ。



まず、クスリ関係。大麻、ヘロイン、アヘン、覚醒剤・・各種リアルに展示される。さらに、その密輸の手口が細かく展示される。どこに隠して持ち込むかということ。



次にワシントン条約違反の虎や亀や、トカゲなどのはく製や象牙の加工製品など。まあ、虎の子どもなんかが毛皮になっている。なんかかわいそうだ。



次にコピー商品。全部C国産だ。ブランドバッグやソフト、DVDなど。



そして、拳銃。まあ、税関の仕事も多様だ。

薬物については、かなり大量に山のように積まれているのだが、目を引くのは合成麻薬「MDMA」。

かなり大きな粒である。展示品は真っ黄色で、これを飲んで快感を覚えるとは、とても思えない。というより、見るからに危険だ。

しかし、前来た時よりも、はるかに過激な展示である。

いわば、密輸博物館。これでは、犯罪者が勉強に来るのではないか、と思っていたら、「パシリ」みたいな男が、一生懸命勉強をしていた。

*もうすぐ、神戸にも行くのだが、そこには神戸税関があり、神戸税関にある資料室では、横浜と同様の他、手で触れることができるそうだ。「ピストル?」

「双曲線(藤井国夫著)」

2011-06-04 00:00:25 | しょうぎ
sokyokusen必至図・詰将棋作品集である。必至100題と詰将棋100題。なかなかの分量である。平成18年の上梓であるが、元々の作品の発表の場は、かなり多岐にわたる。昭和27年から平成元年までに発表されたものだそうだが、発表誌は、次の通り。

詰棋界、黒潮、王将天狗、風ぐるま、将棋春秋、将棋文化、将棋クラブ、将棋天国、将棋讃歌、将棋ジャーナル、徳島新聞、新大阪、西部読売新聞、将棋評論、王将、将棋マガジン、近代将棋、将棋世界、詰将棋パラダイス。

今、いくつ残っているのだろう。詰将棋のレベルが上がる一方、発表の枠が減る。お客が減るのに台数が増えるというタクシー問題みたいだ。

実際は、解く楽しみよりも、創るためのヒント探しみたいなもので、しばらく眺めてわからないとすぐに答えを見てしまう。不思議なもので、同じ作者の作品を眺めていると、そのうち、作品の癖がわかるようになる。

結構、重い手というか、最初に重複感のある手があって、最後に解消するというようなのが多い。最後に詰まない感じになった時に、盤上に配置してあって桂が飛び出して終わったりする。


さて、5月21日出題作の解答。




▲1八角 △3八玉 ▲2九角 △4八玉 ▲2八飛 △3九玉 ▲5六角 △2八玉 ▲3七角 △2七玉 ▲3九桂 △3六玉 ▲4七角まで13手詰

なお、2手目△4八玉(変化1図)には、▲2三飛成 △5八玉 ▲3六角 △6八玉 ▲5九角 △7九玉 ▲7七角(変化2図)まで。

動く将棋盤は、こちら


本日の問題。手数の割に内容が乏しい問題。



わかったと思われた方は、コメント欄に、最終手と手数と酷評を記していただければ、正誤判断

一撃喰らって出血

2011-06-03 00:00:55 | 市民A
以前、テレビで、「美人過ぎる医者だった」西川女医が、外のウォッシュレットは、不潔だから使わないと言っていた。理由は、ノズル。スイッチを押すとノズルが伸びてきて、そこから水がシャワー状に噴き出すのだが、その洗った水がノズルにかかるわけだから、次に使う人は誰かわからない前の人の洗った水がくっついてしまう、というような主旨だった。

突然、そんなことを思い出すことになったのは、ごく最近、地方都市に出張で行った時のこと。ビジネスホテルの小さなトイレで朝のご用を済ました後、スイッチを押すと・・

ズシンと衝撃があり、同時に痛みが走ったわけだ。

実は、ノズルそのものが、伸びてきて、直撃したわけだ。想定外だ。

さらに、よくみると出血してしまったわけだ。止血時間が必要になる。

おかげで、客先に遅刻。適当な言い訳思いつかず。

ところで、そのノズル、毎朝、旅行者を一撃しているのだろうか。悪い病気にかかる可能性は、西川女医指摘ケースの比じゃないだろう。

本来は、ホテルの名前と部屋番号を公開した方がいいのかもしれないが、やめておく。

映画「ATOM」

2011-06-02 00:00:31 | 映画・演劇・Video
ATOMもちろん、鉄腕アトムを下敷きにした米国人向けの映画。ただし、香港製。

その前に、・・

最近、映画館に入るのがちょっと怖いというか、軽い地震恐怖症なのかもしれない。試写会で何度も行ったことのある九段会館の天井が崩壊。横浜のハマボウルの天井が落下。ハマボウルの上にはバッティングセンターがあったはず。毎年、夏になると開催されていた川崎の音楽祭、サマー・ミューザの主会場であるコンサートホール「ミューザ川崎」の内部はメチャメチャらしい。近くのTOHO系のシネコンも閉鎖のまま。

まさか、ヘルメットを被って映画を観るわけにはいかないが、・・

そんなことで、手軽に自宅のケーブル・テレビで録画して観ているのだが、問題は電力消費。録画しないで観れば、テレビの電力だけで済むが、録画するための電気と再生するための電気と、それを観るテレビの電気と、約3倍も電気を使ってしまう。まあ、黙っていればわからないか・・

で、ATOMのことだが、賛否両論といったところだろうか。テーマは親子愛というかロボットと人間の愛というか、それもロボット側から生みの親の人間の父親に対する一方愛。

一時、たしかアイボとかいうロボット犬が流行ったことがあったが、人間から見れば、ロボット犬への愛情は、限定的のはずだが、犬の方が人間にすり寄ってきたらどうなるのだろう。

それと、基本的に鉄腕アトムとは、少し違うわけだ。登場人物の持つ価値観が、かなり違うような気がする。いや、鉄腕アトムをアメリカ人(または香港人)が観ると、こういうように解釈するのかな・・

社会が、悪と善と二局化している世界では、わかりやすいのだが、今や、何が悪で何が善なのか、判断付かないことが世界には多いから。

もっとも、本当にアトムが実在するのなら、今すぐでも頼みたいのが、原発事故の収束。福島県にやってきて、原発をコンクリート詰めにしてくれるのだろう。決して、その他のスーパーヒーローである、バットマン、スーパーマン、スパイダーマン。かれらの仕事じゃないだろう。

転落の歴史に何を見るか(斎藤健著)

2011-06-01 00:00:57 | 書評
TENRAKU著者の斎藤氏は1959年生まれ。通産省の官僚を辞め、政界に転身し、自民党公認候補として衆院選で、当選と落選を繰り返しているそうで、現在は当選中。いいかえれば、議員になるボーダーラインの人って、これ位の考え方をしているのか、ということがわかるとも言える。意外にアバウトな歴史観でいいようだ。

最近、さまざまな人が同じようなことを言っていて、幕末から明治維新を経て、日露戦争に勝つまでが、上り坂。そして第二次大戦で多くを失うまでが下り坂。そして、戦後の復興期からバブルの頂点までが上り坂で、1990年から始まる下り坂の途中にある。というような説だ。

斎藤氏は、その日露戦争からノモンハンに至る過程で日本がダメになっていく過程について、多くのページを費やしている。

そこが、一つの世代論になっている。日露戦争の時には、まだ、明治維新の登場人物が多く生存していた。明治の元勲といった人達。伊藤博文、大隈重信、山県有朋、それに明治天皇だってそうだ。そういう人たちが亡くなってしまい、戦争の目的や意味がわからないまま、士官学校卒という目的自体が戦争遂行するような考え方の人が軍部の中心になっていたというようなこと。

そして、もう一つの転落の世代論が、「団塊論」。これもよく言われているのだが、斎藤氏の論は、かなり厳しい。

団塊世代の特徴は、同世代との競争である。要するに食べることが何よりも優先されるわけだ。学校は勉強に行くところではなく給食を食べる場所のわけだ。都内には二部授業の小学校まで現れる(今や、ほとんどの小学校は老人センターになっているのに)。

そして、何よりも世代に共通の遺伝子は「否定・破壊・連帯」ということらしい。全共闘世代。その割に、何も生み出したりしないのが特徴ということらしい。著者の言葉によれば、「批判すれども対案なし」とか、「間もなく迷惑世代になる」とのことだそうだ。さらに、「もともと全共闘運動自体、方向が間違っていたではないか」という意味のことまで書かれていて手厳しい。今の菅おろしだって、そうだ。神輿を担いで1年で否定する。

たぶん著者は、もっと歴史をフォーカスして、「くたばれ団塊世代!」というような本を書いた方が売れるのではないだろうか。いくら団塊世代の人数が多いと言っても、団塊世代を迷惑と思っている人数の方が多いのは間違いないはずだからだ。