富山といえば、白二色

2020-05-01 00:00:29 | あじ
白が二つといっても麻雀の配牌ではない。

富山の海産物で有名なものに白が二つある。

カニと白エビ。

ホタルイカはイカだが、生でも茹でても白くはならない。(というか皮をむいて食べないからだろう。)



新湊きっときと市場に行く。ところがあいにく数日の荒天が続いていて、品薄であった。ところが、このあと数日にわたり天候は悪化の一途をたどり、海産物を宅配で送ろうという目論見は完全に失敗した。

とはいえ、リュウグウノツカイの剥製が展示されていたり、それなりには楽しめた。

そして、お昼の時間なので食事だが、白二種の白二色丼を食べることにした。白エビとカニのほぐし身だ。白エビはよく揚物で登場するが、どう考えても生の刺身に勝るものはないだろう。薄味であり、エビであることを露骨に表現しないところがいい。エビの刺身と言えば甘エビが代表だが、その半分ほどの薄味だ。めったに食べられないのもいい。おそらく長時間の輸送には味が耐えられないので首都圏にほとんど登場しないのだろう。



そして、カニ。隣の福井では越前ガニが有名だが、ベニズワイガニである。海はつながっているので、同じ。ただ、くずし身として丼に使われるのは、どういう部位なのかは残念ながらわからない。

カニ味噌汁。カニ味噌のスープではなく、カニ足の入った味噌汁のこと。寿司屋のチェーン店ではワタリガニの足が使われるが、富山ではどうやら、もっと高級なカニが使われているようだ。味が全然違う。

富山湾は日本で最も海鮮のうまい湾なのかもしれない。相模湾とか駿河湾にしても同じような形の湾で、東京湾のように、三方を陸が取り囲んだ水域ではなく、半円型の湾で、水深が深いところが美食家にはうれしいようだ。

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