イチョウ

2010-03-11 00:00:49 | 歴史
icho2生後1年も経たないトキ10羽が野生動物に襲われた3月10日、折からの未明の吹雪によって、鎌倉の鶴岡八幡宮の大銀杏が倒れる。こちらは樹齢千年とも言われる。

三代で滅びた源氏政権の最後の将軍、源実朝が、謀殺された父の恨みとばかり、この銀杏の大木の後ろに隠れていた甥に暗殺される。1219年1月。大雪だったそうだ。なぜか暗殺に大雪はつきものだ。つまり、歴史書に残る大銀杏である。

もちろん、陰ですべてを操っていたのは北条時政である。娘である北条政子を初代将軍頼朝の妻にし、結局は子供を犠牲にして出身家の北条氏の繁栄をもたらした。

ichoこれも、奇跡的に偶然なのだが、同日、横浜の二俣川という場所にある運転免許センターに行っていた。この二俣川というのは単に川が二股に分かれるというだけの平凡な地名だが、1205年に血なまぐさい合戦が起きる。

二俣川古戦場跡ということになる。源頼朝の重臣だった畠山重忠が北条時政の謀略によって、二俣川方面に引きだされてしまう。百数十騎だったようだ。そこを1万人の北条軍が襲ったのだから勝ち目はない。

要するに、1192年にせっかく鎌倉幕府を開いた頼朝が1199年に落馬事故で亡くなってからは、北条家のやり放題だった。

北条時政と小沢一郎を直結して考えたくなるだろうが、それはまさに正解かもしれない。


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