消されたヘッドライン

2009-05-01 00:00:36 | 映画・演劇・Video
普通、試写会は遅刻すると、入れてもらえないことが多い。さらに、試写会のチケットは座席の数より多めに配られるので、少し早めに行かなければならないのだが、都合により、半蔵門にある東宝東和試写室に到着したのは、開始時刻の30秒前。約50席の半分くらいの入りだった。20秒で数を数えると自分を入れて24名。25人目の女性が入場して10秒後に入口のドアが閉められた。



例のように、ブログに書くことを条件とした、試写会。

「消されたヘッドライン」。サスペンスである。

といっても米国の映画なので、何かと銃を撃ちまくるのだが、この映画、冒頭から首都ワシントンの殺人事件である。それも二つの関係ない殺人事件。(だから、遅刻したら、その後の筋がわからなくなるところだった。)一つは動機もはっきりしない黒人少年。もう一つは、米国議会の公聴会の調査メンバー。イラク戦争で表社会に浮き上がってきた「戦争請負会社」への支払額の公正さの審議である。

もちろん、映画なのだから、この二つの事件は関係があることはすぐにわかる。この二つの事件が関係あるということを、スクープとして記事にしようというワシントングローブ紙の記者たちの体を張った文字通りの格闘取材をテーマにしている。

比較的、頭の構造の簡単な人にも、かなり筋書きがオープンにされていてとりあえず推理を重ねるようなところはないのだが、ところが実はそうではないのである。映画は2時間7分なのだが、2時間を過ぎたところで、意外な方向に向かうのである。私は1時間55分頃に、『意外な結末』を予感したのだが。観てから2日たつのに、今一つ釈然としない部分もある。

主演はラッセル・クロウ。ねじ曲がった精神の役が多いようだ。そして諜報戦映画に多く出演しているようだ。助演はベン・アフレックとレイチェル・マクアダムス。どちらもこれから、大活躍しそうだ。

ところで、このワシントン・グローブ社だが、小新聞社という設定で、株主の意向で「利益追求」に追いまくられているが、長いエンドロールを読んでいたら、ワシントン・ポストが撮影に協力したことになっている。あそらく新聞社の社内のシーンはワシントン・ポストのビルで行われたのだろうか。

新聞は売れないが、WEB版だけが読まれているそうだが、量の多い情報は新聞で読むべきだ、ということになっていた。(NY TimesのWebページは、逆に、懇切丁寧に大量のデータを公開している)

一方、いつまで有効なのかはよくわからないが、「Washington Globe」の日本支社が「臨時Web記者」を募集しているようだ。

参加者には「Washington Globe」の記者証が送られ、優秀な特ダネ記事が書ければ、記者として採用されるようだ。(架空の新聞社であることが、少し心配だが)


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