大人になれない鳩。

2012-07-23 00:00:43 | 市民A
毎週金曜恒例の反原発デモに鳩山元首相が参加したそうだ。民主党の説得を無視したようだが、元々党員資格停止中なのだから、党につべこべ言われる筋合いじゃないということなのだろう。

しかし、鳩山氏は政治家なのだから、本来、反対する動機を政治的メッセージとして発信し、世論の評価に任せればいいのではないだろうか。沖縄だってぐちゃぐちゃになったのは、意味不明ないい加減な発言からだ。辞めると言って辞めなかったりしたのだから、コトバや行動を軽く考えているのだろう。

それよりも前に、既にお金持なのだから母親からのお小遣いは断るべきなのだろう。そんな人は世間にはいない。


ところで、反原発デモが、なぜ国政に政治的影響力を及ばせないかという点だが、それはデモの目的が、「○○反対」というスタイルだからだろう。反対するだけでは政治にはならないのは安保闘争の時からわかっているわけで、安保反対論だって、「親ソ」や「再軍備志向」や「丸腰論」や右や左の人たちがごちゃごちゃしていたと思う。「タダ乗り批判」はなかったが米国にはあったのかもしれない。


原発反対論の中にも、「元々の反核派」「安全不信論派(地震対策等未完成)」「民主党が嫌い(あるいはいつも反体制)派」「原発が止まると有利になる人たち(代替エネルギー関係者)」「反文明(電力不要論)」他さまざまな意見があり、たぶん今のところどの筋が主流意見なのかも判然としない。

しかし、原発を推進していくことに何らかの大問題があるのは別にデモがあってもなかっても自明なのだろう。

だから、一方で「原発比率を決めないと、将来のエネルギー政策が立てられない」という詭弁を用いて全国で「意見聴取会」を開催していているが、そんなものいくらやっても無駄としか思えないわけだ。

(化石燃料)+(再生可能エネルギー)+(原子力)=(発電量)

(発電量)-(送電ロス)= (電力需要)

という式の一つずつの項目の検討をした上で、付加的問題として、(原発技術輸出)(CO2問題)(省エネ対策)(将来の核武装計画)とか検討すべきであって、何も「原発比率先決め」ということでもないと思うわけだ。

ただし、実際には原発を設置する場所が見つかるかどうかは大いに疑問があるわけ。なにしろ津波に弱いのは当然としても、構造上直下型のような強震度に原子炉が耐えられるのかどうか、いまだに報道されていない。


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