今、甦った平将門の祟り!

2007-01-12 00:00:28 | 市民A
11db6b8a.jpg新年早々、「東京魔界案内三善里沙子・知恵の森文庫)」を読んだのだが、冒頭に平将門の「祟り」の話が書かれていた。大手町にある将門の首塚にかかわる話で、まあ、将門将軍を軽んじた人々に大きな厄災が降りかかる話で、「祟り」の内容をここに書くと危険なので、詳細は差し控えておく。

さて、平将門は平安中期の関東の武将で、関東を中心に勢力を伸ばし、常陸の国、岩井(現茨城県坂東市)に本拠を置き、「新皇」を名乗ったところで、京都の朝廷から「賊軍」のレッテルを貼られる。首に懸賞金(公家への身分格上げ権)が付き、結局、西南の役の西郷隆盛のように、最後は征伐され、首を斬り取られた上、その首ははるばる京都に運ばれ、京都七条河原に晒される。しかし、その首は、いつまでも腐敗せず目を開いたままで、ある時、自分の胴を求めて、東方に向かって飛び去ったとされている。

そして、飛来した首が落下した場所が現在の大手町の首塚のあたりとされている。なぜ、首が大手町に落下したのかはよくわからない。現在、胴塚は本拠とした茨城県坂東市にある。


ところで、三善さんは、東京でうごめく様々な魔性について、二つの継流をあげている。
 Aグループ 平将門 江戸氏 徳川幕府
 Bグループ 朝廷 太田道灌 明治政府

例えば、太田道灌が江戸を制圧した過程で、将門の末裔の江戸氏を滅ぼしている。道灌は神奈川県伊勢原で謀殺された時、「当方滅亡」と叫んだとされるが、当方とは東方将軍将門のことではないかとの説もある。たとえば、上野の森の彰義隊や西郷どんはAグループで靖国神社関係はBグループかもしれない。青島幸男はAで慎太郎はBとか・・

また、江戸、東京を通じ、大火災、大地震、空襲、橋脚転落、地下鉄サリン事件など、「祟り」としか思えないような都市大災害は、異常に多い。


そして、将門の「祟り」としか思えない事件が続発している。「バラバラ殺人」。一件目は、渋谷の富ヶ谷(NHKの裏)の外資系証券マンが妻にバラされた件(高額ボーナスで有名なモルガン・スタンレーのようだ。ボーナス取得後に殺されたのだろうか)。もう一件は、そう遠くない幡ヶ谷の歯科医の兄妹間の事件。幡ヶ谷の事件では体を14個に切り分けていたそうだ。バラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラ。14個に切り分けたというのは、13回斬ったということだ。切断箇所数は個数-1回(植木算ならぬバラバラ算?)。手首、肘、肩、足首、膝、足の付け根の6ヶ所の関節が左右で12、あとは首で13箇所だろうか。書いているだけで気味が悪い。

そして、富ヶ谷の方は、首、上半身、下半身、手首×2となったのだろうか?(あまり詳細は報道されていない)。しかし、その運搬方法が凄まじい。新宿駅のそば、山手線沿いの路傍には旅行用のスーツケースに「上半身」を詰め、タクシーで運送(スーツケースはどうなったのだろうか)。渋谷近くの空き地には、そのまま「下半身」を台車で押していったとのこと。さらに「手首×2」は家庭ごみとして・・。手首が見つからないと成仏できないではないだろうか。かわいそうに。

そして極めつけは、「首」。なんと、電車を使い、郊外の町田市原町田4丁目の公園に運び、スコップで埋めたのだが、発見されてしまう。そして、事件はこれでほぼ全容が明らかになるのだろうが、気になることがあった。渋谷から町田まで電車で「首」を運んだ、ということは、ほぼ毎日、私が乗っている東急田園都市線を使ったのだろうか・・・

まず、町田市原町田4丁目の公園を探すと、そこは町田の駅からかなり近くである。まさか、児童公園の砂場に埋めたのではないだろうから、大きな公園はないだろうか、と探すと、駅から800メートルほどのところに、芹ケ谷公園という大公園がある。そこには「町田市立国際版画美術館という有名な美術館があるではないか。おそらく、その公園なのだろう。となれば、最寄り駅は「町田駅」。そこには2本の鉄道がある。小田急線とJR横浜線である。どちらの線も、直接に渋谷と町田が結ばれているわけではない。なぜ、乗換えが必要な場所に行ったかというのは、過去にそこに行ったことがあるからなのだろうか。

yahoo!の路線検索を使うと、渋谷から山手線で新宿に行ってから、小田急に乗る方法と、渋谷から田園都市線で長津田まで行き、JR横浜線に乗り換える方法。さらに京王井の頭線で下北沢乗換えなどがある。気分としては、山手線の人混みは避けたいのではないか(といっても、彼女のシチュエーションを想像することは難しいのだが)。下北沢での乗換えパターンの感じがする。田園都市線ではないことにしておきたい。


ところで、この国際版画美術館は、市立美術館でありながら、さまざまな企画で有名である。

参考までに、企画展のこれからのスケジュールを調べてみたら驚いた。

まず、本日1月12日から2月18日までは「町田市公立小中学校作品展」。予定通り開催されるのだろうか。どう考えても、こども向きでない警察の立ち入り禁止の黄色いテープが張られているわけだ。

そして、極めつけは、その次の企画だ。3月10日から4月1日までの展示は、・・・
シャガールの銅版画 死せる魂


そしてさらに、極めつけの上に極め付きの情報が登場した。1月11日18時57分配信 読売新聞


川の土手にビニール袋に入った人体の一部…茨城

11日午後2時20分ごろ、茨城県坂東市矢作の矢作川の土手で、「黒色のビニール袋の中に人肌のようなものが見える」と、近くの男性会社員(49)から茨城県警境署に通報があった。

署員が調べたところ、袋の中から背中とみられる人体の一部が見つかった。同署は死体遺棄事件として捜査を始めた。遺体の性別や年齢、身元などは分かっていない。


背中の部分が発見された場所を見てほしい。「茨城県坂東市」だ。そこは将門の本拠地であり、胴塚がある。いつまで待っても帰ってこない自分の首の帰着を、首を長くして待っているのであるのだろうか。

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