意識の変化?

2010-06-22 00:00:19 | 市民A
日本に住む外国人向けの英語雑誌に「J・Select」誌がある。Roddy Charlesさんが、最近の日本のハーフタレントブームが国際結婚の日本社会での許容度につながっているのではないかという主旨の記事を書いている。(英語の記事を読んだのではなく、その記事と日本語訳が東横インの室内誌に転載されていた)



まず、代表として料理されたのが、「ベッキー」。レベッカ・レイボーンさん。

いままで、こういった父母が異人種間のこどもは、社会的に差別されていて、無理に日本名にして社会に適応しようとしていたのだが、例えば滝川クリステルは滝川雅美という名前でフジテレビの入社試験に臨んだところ落選。フランス名クリステルで共同テレビに就職したそうだ(コネがなかったせいかもしれないが)。

ベッキ―がカメラの前で、日本語や英語を使ったり、外国人の父親のことを話すのには今やまったく当たり前のことになり、特に何の違和感もなくなっている。

またウエンツ瑛士の場合は、英語が不得意ということで、さらに従来の常識と異なっているし、だからといって、それが妙なこととも誰も思わない。

Charlesさんは、それらの現象について、日本人の国際結婚の多様化という視点でとらえていて、少なくても、ハーフについては、社会的な差別はなくなっていると考えている。

もっとも、タレントとしては、はるな愛他のニューハーフも活躍しているものの、それらの人たちに寛容であるのは、新宿二丁目だけであると、こちらのハーフには冷たい。

そして、ハーフタレントは「ブーム」ではなく、日本人の血が薄まっていく過程での「シフト」であると、Charlesさんは結論を付け、アメリカのような「サラダボウル社会」ではなく「ふりかけミックスごはん」になるだろうとしている。

そして、その始まりはペリーの黒船が浦賀にやってきた時からはじまる、と締めているのだが、・・ちょっと飛躍過ぎかな。


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