集団的自衛権はどこまで拡大するか

2015-09-21 00:00:57 | 市民A
まず、なぜこうなっちゃったかという点だが、国際情勢的に大きく二つあるだろう。そして内閣の問題。

まず、国際情勢的には、中国の軍事拡張。そして、アメリカの軍事費抑制ということ。

中国は、なぜ軍備拡張するのか、ということになると、一つは経済力の拡大。そして、そういう国家であるということだろう。経済力が増えれば国家としての財政が豊かになる。そして、共産党の存在を末永く続けようとすれば、領土問題で紛争を起こすのが一番だ。

ソ連がロシアに戻る過程では、ゴルバチョフという柔軟政治家がいたが、中国共産党が何か他のものに変わる時にそういう柔軟政治家がいるかどうか未定だ。

ただし、戦後の中国はほとんどの近隣国と戦争を行い、ほとんど勝てていない。

一方、アメリカの軍隊は上層部のほとんどがMBAである。要するに戦争経済学。効率的な軍隊をめざしている。ただし、現下の状況では、米軍の効率化をめざしているものの、軍事産業まで含めた効率性まではめざしていないと考えられる。

そして、イラク戦争がうまくいかなかったこともあり、中東は欧州におまかせということになってしまう。要するに軍事費を少なくしたいのである。ということで、必然的に力のバランスが崩れてしまっているわけだ。

東アジアでのパワーバランスの算式を書くと、

A+J=C 

つまり、米国が極東での戦力を減らすと日本の負担が高くなるし、中国が戦力を増やせば、AかJのどちらかが負担を増やすことになるが、それは日本になるだろう。

となると、JとCが軍拡競争ということだが、なにしろ無いそでは、の状態である。軍事国債を乱発して日本郵政が買うのだろうか。なにもかも破滅的な感じがある。


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