ワクチンはどこへ行った

2021-07-08 00:00:43 | 市民A
新型コロナワクチンの接種は、最新情報(7月7日)では二度接種が終わった人は1914万人。一度接種の人が1437万人。一日当たり約80万人だそうだ。1914万×2+1437万=5265万回。

田村厚労大臣がいうように6月末までの出荷が9000万回分で5000万回接種というのはほぼそういう数字だ。市中在庫は4000万回分。50日分もあることになるのだが、ワクチン不足になっている。

では、それはどこに行ったのか。

宅配大手のように中間段階での物流量の把握ができていないので、原因もつかめないというお粗末ぶりである。市町村が使用予想量を大量に上回った発注をしているか、現実にはもっと多くの人の接種が行われているのに、実績報告が遅れているのかもしれない。

そもそも二回目と一回目の両方を同一会場で行っているので、接種回数が急増するのは当然で、それで多いのだろうが、計算すれば犬や猫でもそれぐらいわかっているはず。

考えられるのは2つの要素。

一つ目は防衛庁や大都市や職場単位で予約、あるいは接種をしても、自宅住所の方での接種をキャンセルしていないため、接種予想回数がダブルカウントになっている可能性。

もう一つは、いかにも人間的だが、全国に配られる本数はファイザー、モデルナの合計供給量(2億2千万回)は、人口からいってぴったりの数字だ。ぴったり同じということは、どこかの市町村がズルをして平均値より高いオーダーをしたら自分の市町村に回る量が減ってしまう。トイレットペーパーやマスクを探して歩くことと同じだ。対策はただ一つ。自分も多めに発注することだ。その結果が50日分の在庫が偏在したのではないだろうか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿