いきなり迎撃!

2009-06-28 00:34:35 | 市民A
ミサイルの話ではなく、ピストルの話。ミサイルをピストルに喩えた官房副長官の話でもない。

神奈川県の警察のこと。

女性警官がいきなり発射した件。それもなぜか二件も?

(神奈川新聞社より)

弾抜き忘れテレビ撃つ、女性警察官が拳銃誤射 2009/06/25

25日午前、厚木署と青葉署で、女性警察官が訓練中に拳銃を誤発射する事故が相次いだ。県警は、主に制服で勤務する地域や交通部門の女性警察官への拳銃貸与を4月に始めたばかり。県警は「基本的なミスで申し訳ない。再発防止に努める」と謝罪した。

県警によると、同日午前9時ごろ、厚木署の道場で行われていた訓練で、地域課の女性巡査(25)が誤って訓練用のテレビに実弾を撃った。同10時40分ごろには青葉署の訓練で、交通課の女性巡査長(31)が同様の誤射をした。けが人はなかった。

両署によると、2人が誤射したのは、容疑者役などが出てくる映像を見ながら拳銃を構え、空撃ちする訓練中。責任者(警部以上)や指導員(警部補など)が立ち会い、弾を抜き取ってから始める規定になっていたが、2人は責任者が立ち会う前の自主的な訓練のときに銃を構え、引き金を引いた。2人は「弾を抜いたと勘違いした」などと説明しているという。

2人とも4月以降に拳銃を貸与されており、署の代表として、7月2日に県警の拳銃射撃競技大会に参加する予定だった。県警は誤射が相次いだことを受け、各署の拳銃訓練を中止して管理態勢の確認を求めるとともに、競技大会取りやめも検討している。

県警の女性警察官は、これまでは刑事や生活安全部門などの私服捜査員のみ拳銃を携帯していたが、犯罪の凶悪化などを踏まえて今春から、制服警察官も所持することになった。全国のほとんどの警察で、同様の対応をとっているという。


4月以降に拳銃を貸与されて、すぐに署の代表で大会に出るとは、かなりの腕前だったのだろうか。二人のうち一人はテレビを粉砕し、もう一人はテレビにかすったらしい。粉砕されたテレビは、横長で大型のデジタルだったのかもしれない。弁償するのだろうか。31歳なので、貯金はあるだろう。

しかし、二人ともビデオを見ていて、思わず犯人に対して引き金を引いたということは、かなりリアルな映像だったのではないだろうか。その映像を公開してもらいたいなあと多くの人が思っているだろう。

というのは、きょうの話の前置きのところ。

なぜ、女性警官がピストルを振りまわして練習を始めたのか。

アメリカの人気ミステリー作家パトリシア・コーンウェルの「女性検視局長シリーズ」では、ケイ・スカーペッタが最後に犯人に襲撃され、いつも撃ち合いで勝利することになっている。

実は、最近、神奈川ではいくつかの警察(警察官)襲撃事件が起きているようで、とうとうそこまできてしまったのかもしれない。

例えば、4月のニュース(IZAより)

2009/04/22 23:32
女性警察官を暴行したとして、都筑署は22日、暴行の現行犯で、自称・横浜市都筑区在住の高校3年の少年(17)を逮捕した。同署によると、少年は容疑を認めているという。

同署の調べによると、少年は22日午後6時55分ごろ、同市都筑区の路上で、私服で警戒中の同署女性巡査(30)の首付近を後ろからつかみ「騒ぐな」などと言い、暴行した。

近くで警戒をしていた別の同署員が気づき、取り押さえた。女性巡査は付近で発生した痴漢事件の警戒をしていたという。


さらに、同月(神奈川新聞)

テレビ朝日の副部長を公務執行妨害の疑いで逮捕/青葉署 2009/04/11

テレビ朝日編成制作局担当副部長の男性(45)が、警察官を殴るなどしたとして、青葉署に公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されていたことが十日、分かった。既に釈放されているという。

逮捕容疑は九日午前二時五分ごろ、横浜市青葉区あざみ野の路上で、同署員(42)を殴り、かぶっていたヘルメットの一部を壊した、としている。

同署によると、副部長は当時、酒に酔っており、「よく覚えていない」などと話している。副部長はタクシーに乗っており、運転手(60)から「お客さんが寝込んで困っている」との連絡を受けた署員が駆け付けて声を掛けたところ、「うるさい」と殴りかかったという。

テレビ朝日は「社員が逮捕されたことは誠に遺憾。今後、このようなことがないよう指導を徹底していく」とコメントした。


さかのぼって、3月。(神奈川新聞)

神奈川県警本部駐車場で急発進と停止繰り返した車の女を逮捕 2009/03/06

六日午後四時二十分ごろ、横浜市中区海岸通二丁目の県警本部の敷地内で、黒色のワゴン車が急発進と停止を繰り返した。庁舎警戒中の男性巡査長の停止命令に従わなかったため、鉄製の車止めで強制的に停車させた。運転していた横浜市南区蒔田町の女(27)が十数分間、車から降りなかったため、加賀町署が公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕した。

同署によると、駐車場に止めてあったワゴン車が車検切れだったため、巡査長らが職務質問したところ、急にバックするなどした。車には女だけが乗っていた。

同署によると、女は「ただ車を後退させただけ」と容疑を否認し、県警本部に来たことについては「留置されている知人に会いに来た」などと供述しているという。


これは、容疑者が女性だ。

さらに同月(3月)。神奈川新聞。

緑署に火炎ビン投げ込まれる/横浜 2009/03/02

二日午後五時五分ごろ、横浜市緑区台村町の緑署駐車場に火炎ビン一本が投げ込まれた。火はすぐに消え、けが人はなかった。

同署は、悪質ないたずらの可能性が高いとみて、威力業務妨害事件として捜査している。

現場は、署の裏側にある関係者用の駐車場。同署によると、事件当時はだれもいなかったといい、ビンが割れる音を聞いた署員が外を見ると、地面から火が上がっていた。火は自然に鎮火し、駐車してあったパトカーなど車約十台に被害はなかった。投げ込まれたビンは、三百五十ミリリットル前後の飲料用とみられるガラス製で、灯油やガソリンのようなにおいがしたという。

同署は、ビンの割れた状況などから、同署北側の線路沿いの道路から、高さ約一・九メートルの壁を超えて投げ込まれたとみている。


まあ、坂本弁護士事件以来、神奈川県では、警察の権威は地に墜ちているし、姑息な交通取締や事件解決率狙いの自転車ドロ捜査が遠因なのかもしれない。


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